言葉の救はれ・時代と文學

言葉は道具であるなら、もつとそれを使ひこなせるやうに、こちらを磨く必要がある。日常生活の言葉遣ひを吟味し、言葉に学ばう。

N高校――アクティブラーニングの典型例

2016年11月07日 09時48分38秒 | 日記

 今年の四月に開校した、カドカワとドワンゴが共同して造つた学校法人角川ドワンゴ学園が運営する学校がN高等学校である。

 いはゆる通信制の高校で、インターネットで授業を受けられるほか、沖縄に本校があつて、サマースクールなどのスクーリングで授業を行ふこともある。実学を重視し、作家やデザイン関係の一線級のプロを講師を招いたり、大学進学を目指す生徒には代々木ゼミナールやビリギャルで有名になつた坪田塾との連繋で、進学指導も充実してゐるといふ。

 今年の入学者は1000名を越えたやうで、入学式もインターネット配信し、バーチャルリアリティ入学式といふことで話題にもなつた。通信制なのに征服もあり、遠足もあると言ふ。さまざまな理由で現実の学校空間に馴染めず、苦しんでゐる生徒たちには朗報であらう。

 初年度は思ひのほか順調であるやうだ。

 しかし、本質的には通信制である。まさに生徒の能動的な姿勢が求められてゐる。ネットに常時つながつてゐるやうな生徒でも、「N高」のHPにアクセスしなければ授業は成立しない。しかも、部屋の中での完全な個人の意志にまかされてゐる。実は、この種の通信制は見た目とは違つて「アクティブ」でなければならないのである。教室に座つてゐれば、授業に自然に参加してゐることになる通学生の学校よりも、意志力が求められてゐる。

 他にもつと面白いネットの情報にアクセスせずに、学びの空間に主体的に臨んでいけるのか。N高の成功は、三年後にどれぐらゐの数の卒業生を送り出せるかであらう。そして、それがとても充実した成果であれば、アクティブラーニングにとつてたいへん有益な情報を与へてくれることになると思ふ。

 

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