やまたび茶飯事164

物言えば唇寒し

パソコンで音楽を聴く その3

2013-02-26 09:48:18 | オーディオ

最初に買ったパソコンは非力で、ちょっと複雑なというか、音楽を聴きながら、同時進行の仕事をさせるとすぐにフリーズした。メモリー増設で少々良くなったものの焼け石に水で、その当時ガイドブックを書く仕事をしていた私は、しばしばフリーズで書いていた文章を失ったのに業を煮やし、パソコンを買い換えることにしたのであった。

下がガイドブックを最初のパソコンで書いていたころの写真である。今では文章を書くのにワードを使わないが、そのころは縦書きで書くにはワードを使うことくらいしか思いつかず、わざわざパソコンに余計な負担をさせていたことになる。



パソコンの値段は年々下がっていて、最初に買ったパソコンの半分以下の値段だった。安値で売り上げを伸ばしたイーマシーンズのパソコンだったが、これは使ううちにはさすがに安いだけのことはある代物だったことはわかった。それでも最初のころは買い換えて本当によかったと思った。パソコンの性能も上がったが、OSがXPになったのが大きかったのだと思う。

音楽を聴きながら文章を書き、それ以外にも同時にいくつかのソフトを使ってもフリーズすることはなくなった。ハードディスクの容量も増えたので、CDは取り込んで聴くようになった。以前のパソコンでは音楽を取り込んだりすると、その最中には他の作業はできなかった。

小音量のBGMを流すのにそれほど質にこだわることもないのだが、それでもときどき装置を換えたくなるのは音マニアの習癖である。パソコンも変わったことだし、モニターの横に置くスピーカーから取り出したマッチ箱のようなアンプで聴いているのも嫌になって、次にオークションで3000円程度で買ったのは、入力と出力がひとつづつ、あとは電源スイッチとボリュームがついているだけのアンプだった。

Soundeviceという聞いたこともないメーカーの製品だったが、音はそれなりに出た。TA-3SNという型番であった。店内BGMにでも使うためのアンプだったのだろう。片チャンネル3Wだったが、それだけあれば充分な出力である。

このアンプはその後スピーカーもろとも近所の人にあげてしまったが、その人にまた他のセットを世話したときに、壊れてもいないのに捨てられてしまった。持って帰ったら他に利用法もあったのに惜しいことをした。こういったシンプルなアンプの素性がいいのは中国製デジタルアンプを使って知った。メインシステムにつないで試してみても面白かったろう。


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