声の仕事に魅せられ

北関東のFMラジオ局主宰の話し方講座や企業・学校などで講師を務めるフリーアナウンサーの近況やイベント情報など。

エリザベス1世

2017-01-04 13:17:53 | 映画・ドラマ
NHKで放映されたドラマのノーカット版です。

時は、女王エリザベス1世が即位して20年の1578年頃、

46歳の女王が、まだ世継ぎを産めるか否かの
婦人科の診察シーンから始まります。


DVDは2部構成になっていて、前半が愛人レスター伯とのこと、

後半がレスター伯の義理の息子とされている
女王の寵臣エセックス伯とのことが主になっていますが、


全編を通じて描かれているのは


誰を信用すればよいのかという、常に深い孤独感を抱えた人間としての女王の姿です。


歳をとることに対する焦りや諦めの表情を、
気品を損なわずに演じるかと思えば、

スペインの無敵艦隊と戦う兵士たちの前で陣頭指揮をとる強く威厳ある演技…

ヘレン・ミレン演じるエリザベス1世に、

いつの間にか引き込まれてしまいました。


国民からは慕われていたといえども、

晩年は鬱病を発症し、夜も悪夢で眠れなかったという最期のシーンはとても哀れです。


豪華な衣装も映画の見どころですが、

全体的に戦いのシーンなどは少なく、
ロケも思いのほか、コンパクトで…

もう少し拡げても良かったんじゃないかな?
と思いましたが、

映画と違いTVドラマですから、制作費の問題もあったのでしょうか…(^^;;


結局のところ、

寵臣であることをいい事に、好き勝手に振る舞う愛人に利用されて、最後は任務を放棄し裏切られる…老女王の可哀想な物語、

という印象も無きにしも非ずですが、


忘れてはいけないのは

背景にあるカトリックとプロテスタント、

スコットランドとイングランドの、根深い確執です。



その昔、私が関西で仕事していた頃、

スコットランドから来日したバグパイプ演奏グループのMCをコンサートで担当した事がありました。

台本に「イギリスからやって来たスコットランドの音楽団」というコメントがあり、

1回目のステージで、そのまま紹介すると

リーダーの男性団員が、

「イギリスという国はない、私たちはスコットランド人だ」

と言っていたのを思い出しました。



TVではたぶんカットされていたと思われる部分ですが、

ノーカット版では、とても残虐な場面が多く、

メアリー・スチュワートの処刑シーンなどは

スコットランドの人達が観れば不快かもしれません。(~_~;)


改めて、イングランドとスコットランドの歴史を知る機会になりました。


そういえば、EU離脱…

スコットランドの独立問題は、どうなるんでしょう…?


しみずゆみ





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