声の仕事とスローライフ

ただ今、仕事と趣味との半スローライフ実践中。遠方の知人友人への近況報告と、忘れっぽい自分のためのWeb忘備録です。

園児たちのボレロ

2017-01-15 11:03:40 | Diary
昨日、

歌唱指導をしている保育所の発表会が終わりまして、

その素晴らしい演奏に魅了され、

未だ感動覚めやらぬ…といった今朝の心境です。


頭の中で、

年長組さんの歌った『夢の世界へ』


そして、最後に演奏した『ボレロ』が

耳に残り何度も何度も繰り返し流れているのです。


特に、

1800人入る文化会館の大ホールで

堂々と演奏した『ボレロ』は、

もし、ラベルが生きていて、これを聴いたらどう思っただろう…

と思うほど見事な演奏でした。


もちろん使える楽器はピアニカ、シンセなど
限られてはいますが、

最初の男の子1人のスネアから、

徐々に他の楽器が加わり、

全員での大合奏になって行く…

ピアノからフォルテシモへのメリハリの効いた演奏を約7分間、

5歳児たちが一糸乱れずに聴かせてくれたのです。

終わった後、

客席の後ろから

「 凄い…」というタメ息まじりの声が聞こえ

驚嘆の一瞬の「間」が生まれた後、

私は思わずスタンディングオベーションをしたくなりました。


終わってから、

ステージ袖にいらした園長先生に

楽譜がまだ充分に読めない子供達にどうやって、指導したのですか?


と訊くと

「口で覚えて、次に手を動かして体で覚えさせ、それから楽器に触れながら…」

と答えてくださいました。


あのスネアの男の子も

口で覚えた

タン・タタタタン・タタタ・タンタン
タン・タタタタン・タタタ・タタタタタタ

を、口で体で、ひたすら練習していたとのお話でしたが

本当に、根気のいる事ですね。

それにしても…

それに応えられる5歳児たちの能力には驚きの一言です。


やはり、子供はみな天才なのです。



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