声の仕事に魅せられ

北関東のFMラジオ局主宰の話し方講座や企業・学校などで講師を務めるフリーアナウンサーの近況やイベント情報など。

GPSが役立つ

2016-12-24 12:58:14 | 清水由美のDiary
クリスマスイブも子供がいた頃と違って
夫婦だけになると

特に我が家のような中高年夫婦の場合、
別段、面白いこともない…

というのが、ここ数年の状況です。

「 あぁ…、つまんねぇ!」

と、深い深いため息をついた夫に

「じゃ、朝風呂にでも行こうか⁉︎」

と声をかけて、
車で一番近い日帰り温泉へ向かったのが、今朝の10時過ぎ…、

薄っすらと雪化粧した山々を眺めつつ
車をゆっくり走らせていると、

右手前方に、作業服姿のおじいさんが腰まで側溝に入って後ろ向きに立っているのが見えました。

( 溝の掃除作業中なのかしら?)

…と思いながら進むと、

立っているおじいさんの脚に寄りかかるように溝にスッポリはまって、
額から地を流しているおばあさんの苦しそうな顔が…。

慌てて車を止めて、近づいてみると、
おじいさんがガラケーを持ったまま呆然と立っています。

「どうしたんですか⁉︎」

と訊けば、

「警察呼んだんだけど、ちっとも聞こえねぇ…」

ケータイを渡され、耳に当ててみると

聞こえるのは女性警察官らしき声…しかもその声が遠くの方で切れ切れに聞こえてきます。

「救急車は?」

とおじいさんに聞くと、

「あっ、そうか…救急車か…」

と。

私のケータイで119にかけると、すぐに繋がりはしたものの

「場所と状況は?」

と訊かれ、困りました。

ここは山間部の農道で、近くに目標となるものがないのです。

夫が地図アプリで位置を確認しようとしても、電波状態が悪く位置が確認できないとのこと。
(~_~;)

おじいさんに

「ここは、どこですか?」

と訊くと、

「S市S町のNファーム」

と即答してくれたのですが、

「あっ、それ家の方かもしんねぇ…」

おじいさんもパニクっている様子…。

「痛い痛い…手がなくなっちゃうよぉ」

と泣きながら訴えるおばあさんに声をかけながら救急車を待っている時間の長いこと!


「向かっています」

とは言っていたけれど、

サイレンが聞こえてこないので、もしかして場所が違っていたかと思い、

再度、119にかけてみれば

「もう、間も無く到着すると思います。GPSで場所を探すのでケータイを通話状態のままにしてください」

との返事、

その間に訊かれた事は、怪我人についての以下の内容でした。

「意識はあるか」
「年齢と性別」
「怪我の状況」

それと、

「深さは?」と訊かれて思わず、
「何の深さですか?」と聞き直したのが

「溝の深さ」です。

どうやら、

側溝から担架に乗せる時の事を考えて予め、確認したかったようです。


肝心のおばあさんの怪我の状況ですが、

おそらく、痛がり方と見た目の状況から判断すると左手首骨折…、

それと左額から出血しているところをみると
左頭部も打撲しているかもしれません。

私は、素人なので外見からの判断しか出来ませんが、みたままの状況を伝えました。

2回目の電話から4分で

救急車が到着、

その間ずっとスマホを通話状態にしておきましたが、

S市の広域消防本部は、第一報から現場到着まで、11分…

その速さに、夫が驚いていました。

これも、一つはGPSのおかげでしょうか?


救急車に運び込まれる時、

救急隊員から

「どうして怪我したんですか?」

と訊かれたおばあさん、

「じいちゃんの車、バックするんで後ろ見ていたら溝に落ちた」

のだとか…。


でも、しっかりと答えていたおばあさんの声にホッとしました。

高齢者の場合、怪我でショックを受けて血圧が上がり、心臓発作や脳梗塞などを起こすことも想定しなくてはいけません。

意識がしっかりしているのが何よりです。



それから、ちょっと嬉しかったのは

私たち夫婦以外にも、

若者が1人、やはり通りがかりに降りてきてくれて

途中からおじいさんに代わって、おばあさんの背中をさすってくれました。

その動作に、もしかして介護の仕事しているかな?夜勤明けだったのかしら?

とも思いましたが…。

そういう若者がいる事が、とても頼もしく感じられます。


高齢夫婦の車の誘導中の事故は
他人事ではありません。

近い将来の自分たちへの警告だと思った午前の出来事でした。














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