報恩坊の怪しい偽作家!

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 実際のものとは異なります。

今は“大魔道師の弟子”を連載中だというのに、何故か“戦う社長の物語”について。

2017-11-14 23:29:51 | 日記
“ターミネーター規制!”ロボット兵器めぐり国連初の公式専門家会議開始 最終日に勧告採択

 “戦う社長の物語”というタイトルの問題点について1つ。
 キャラの強い敷島孝夫をいっそこのまま主人公でと思ってのタイトルだったのだが、意外とそうでもなかった。
 敷島家の引っ越し編はともかく、ロイド達の演劇編にあっては、ちゃんとロイド達が活躍している。
 八島金太郎や島耕作みたいに、彼らがいないとそもそも物語が進まないというわけでもないのね。
 それはさておき、冒頭の記事についてだ。

 今現在は“戦う社長の物語”として不定期連載になっている“アンドロイドマスター”シリーズだが、ターミネーターに相当する者が登場する。
 彼女らはマルチタイプと呼ばれ、その通り暗殺からメイドまで何でもできるからその名前が付いているという設定だ。
 その為、特にボーカロイド達からも恐れられている1号機のエミリーと3号機のシンディには、『ターミネーチャン(ターミ姉ちゃん)』という渾名が付けられている。
 そんな彼女らだが、安心してほしい。
 少なくとも、自動で敵と認識したものを攻撃するのはロボットのみが対象。
 人間に対してはオーナーとユーザーに警告を発するだけで、その場では何もしない。
 但し、その人間が先制攻撃を加えて来た場合は、ロボット三原則に基づいて専守防衛を行う。
 劇場編開始直前に、敷島孝夫一家がテロリストの銃撃を受けた場合も、同乗していたエミリーは直ちに撃ち返すことはしなかった。
 近くにいたシンディもまた同じ。
 逃走するテロリストの車のみを銃撃した。
 もっとも、シンディは撃つタイミングと場所が悪かった為、運転を誤ったテロリストが信号待ちをしていた観光バスに衝突するというヘマをやらかしている(ぶつけられたバスは回送中で、運転手しか乗っていなかった)。
 もっとも、これも使いようだ。
 ガイドラインは事細かに決めておかないと、抜け道を利用する人間に悪用される恐れがある。
 シンディの場合は天然ボケだったが、
マルチタイプには車だけ攻撃させた。テロリストという人間本人には撃っていない。だから、ロボットによる殺戮には当たらない
 という屁理屈をゴリ押しして正当化させる人間もいるかもしれない。

 お分かりだろうか?
 車を攻撃しただけでも人間が死亡する恐れがあるのに、直接は攻撃していないのだから良いという屁理屈を通すやり方である。
 もっとも、これだと線路の犬釘を抜いてレールをずらし、電車を脱線させたテロリストが逮捕された際、
「俺はレールを壊しただけだから器物損壊容疑は認めるが、電車の乗員乗客を狙ったつもりは無いからそっち関係の容疑は否認する」
 と屁理屈を言って、それが通るようなものである。
 んなワケないだろう?

 あり得ないことをしでかすのが人間である。
 だから、あり得ないことをしでかす人間に合わせてガイドラインを作る必要がある。

 因みに、マルチタイプは何でもできると述べた。
 何故に彼女らがモデルのような美女として設計されたのか(8号機のアルエットのみロリ化設計の為、ジュニアアイドルとでも言うか)。
 諜報活動としての用途も想定された為、ハニートラップもできるようにとのことだ。
 ネタ帳を見ると、『敷島、エミリーにイかされながら、「50億円のダッチワイブだ!」とさけぶ』と、書かれている。

 ……もしかしたら、ボーカロイドは1体につき5億円、マルチタイプは1体につき50億円という数字は高いようで安いのかもしれない。
コメント (6)
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