TBA

(仮)

見えないものが見えてくること

2017-04-18 | テレビ番組

ゆうべはまた雨も風もひどくて、

家こわれるんじゃないかと思ったし、

けさは朝からたいへんなことになるかと思ったら、

ものすごくさわやかな天気。


きょうの場所も2週に1回ペースで来るところなんだけど、

駐車場一面に桜の花びらが散ってて、

こないだ見た「アカガニ5000万匹」を思い出して、

なんか入るのがもうしわけない感じがした。


というか、そこにあんなに桜の木があったことを、

そもそも気付いてなかった。

まあ、ここに来るようになったのが、

去年の6月くらいからだったけど、

時間があったから駐車場のまわりをうろうろしてみたら、

「ソメイヨシノ」っていう看板いっぱいあったし、

花が咲いてなくても桜の木くらい気付かないと恥ずかしいような。





ふろ入ろうとしたら、

「プロフェッショナル 仕事の流儀」がはじまった。

ちょっと見始めたら目が離せなくて、

結局、最後まで見てしまった。


猟のときはものすごく緊張感があるんだけど、

家に帰るとまるまるしたネコの「お父さん」だし、

たまに街に出かけて買い物をすると普通のおじさんと変わらない。


でも、また猟に出るとやっぱり猟師さんなんだな。

狩る相手との向き合いかたとか、

なんだか稲見一良さんの小説に出てくる登場人物みたいだったし、

きっとお前はおいしいぞ、とか、

シカに声をかけてるのは「有頂天家族」みたいでもあった。

最近、新聞にも石垣りんさんだったか、

シジミをおいしく食ってやるみたいな詩も載ってたな。


逆の側にいらっしゃるような気もするけど、

星野道夫さんのこともちょっと思い出した。


マネできないけどすごいと思うし、

りっぱな生き方だとも思うけど、

変なからまれ方をしたりもするのかも。


ほかの生きものの命をいただかないと生きていけないっていうのが、

この世界に生きている生きものの宿命なはずなんだけど、

近ごろはそういう営みから外れても生きていける、

と、思い込んで実践してるような人もいるみたいだから、

世の中ってむずかしい。


東京から弟子入り志望の若い人がいるのもすごいなと思う。

まあ、花見しながら写真を撮ってお散歩みたいな流れの中に、

銃砲店がうつってて「猟師募集」の張り紙が、とか書いてあったし、

いまはインターネットがあるから、

むかしならつながれなかった人同士がつながることもむずかしくないのかも。

逆に妙な人ともつながってしまうのだろうけど。




「100分de名著」

先週はあまりにもやもやしすぎて、

なにも書く気が起きなかった。

今週ももやもやしたけど、

はっきりとわかったこともあったからみてよかった。


「混合の弁証法」

異質な考え方を排除せずすべて受け入れておこう、

というわりには、特定の考え方に対しては、

「表現の自由」を認めないというのはわからない。


「価値体系」と「価値多元」はちがうのだと。


人それぞれ、社会背景や文化によって考え方は千差万別で、

どれもそれぞれにとって「正しい」はず。

その「土台となるべき価値」はだれによってどのようにしたら決めることができるのか。


自分の価値観だけで他人の「表現の自由」を制限できる、

と思い込める人の気持ちがやっとわかった気がした。


自分だけが正しいと思い込めることこそ「偽善」でおぞましい。

そういう人たちこそが息苦しい世の中を作ったり、

自分と違う意見を認めない、独裁政治につながっていくんじゃないんだろうか。


こどもに特定の価値観を植え付ける、という話があったけれど、

それは今の道徳教育よりも、

戦後から最近まである種の教師たちがさんざんやってきたことの方が問題で、

戦前の日本の軍隊の行進の映像が流されていたのも、

いまの日本ガー、とか言いたいのかもしれないけれど、

あれを見てつい先週の土曜日にあった、

「平和を愛する諸国民」たちを恫喝するかのような、

軍事パレードのことを思い出さない人たちのほうがどうかしている。


煽られずに孤独になれというのなら、

煽られてデモなんてやってるのも批判するべきだと思うし。

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