東京都 青梅市 に ある
御岳山 が 好きです。
山の上にある 武蔵御嶽神社 まで
ケーブルカーで 行くことができるため
気候の暖かい時期 は
年配の方々も 多く見られます。
気候の暖かい時期 は ハイキング目的 で
来られる方々を 多く見かけます。
しかし 真冬の寒い時期などは
殆ど人は 見かけません ・・・
そんな 人が 全くいない
ハイキングコースから 外れた
極寒の山奥 で 修行するのが
御岳山での流儀 ・・・
しかし 真冬の山奥では 無風で
鳥の泣き声すら 全く聞こえない
自分の動く音と 吐息の音 以外
聞こえない ・・・
そんな 非日常的 な
無音状態になれる場所 が あります ・・・
先日 その 『 究極の無音状態 』 で
メールを受信したため 足を止め
返信メールを作成していました ・・・
静寂の中 メール作成に 集中していると
突然 頭上の岩場から ガササッ っと
大きな音が !!!
何ッ ?!
誰ッ ?!
人ッ ?!
その刹那 僕の脳裏に浮かんだのは
先日見た 『 クマ出没 』 の ニュース ・・・
温暖化の影響か? 今年のクマは
冬眠できず 人里に出没しているケース が
例年にくらべ 多いとか ・・・
そのニュースを 思い出した瞬間
体中 が 恐怖 で 震えだし
チカラが入らなくなってしまい
軽いパニックに ・・・
音をたてないように 体は一切 動かさず
視力に 全ての意識 を 集中させて
見づらい 木々の間 や 岩場の影
ありとあらゆる場所に 目を凝らし
シ~ン と 静まり返った山奥 で
熊 を 警戒し
ひとり 息を殺し 固まっていると
今度は もっと大きな音で
ガサササササーァ !!!
久々 に 「 死んだッ!」 って
思いましたね ・・・
血の気が引くとは
まさに この状態のこと ・・・
瞬時に 音の方向に 目をやると
なんと クマなどの動物ではなく
ハンドボール位の大きさ の
落石 でした ・・・
とりあえず
クマじゃなくて 安心したのですが
よくよく考えれば 落石も 十分危険です ・・・
頭に 当たれば 即死の大きさ です ・・・
このように
空気の流れすら止まっているように感じる空間 で
一人でいると
色々な 危険予測 を
考えれば 考えほど
どんどん 不安 に なっていき
冷静な状態なら 思いつかないような
ありえないような 『 不安要因 』 まで 想像してしまい
恐怖で 前に 進めなくなる時 が あります ・・・
こんな時ほど
人間としての 『 度量 』 を
試されているような 気がして
冷静さを取り戻すように
自己を コントロールできるように
自分に合った 自分の落ち着かせ方 を
発見できたり
弱い部分 が 浮き彫りになることで
対処の仕方や 直すべき点 が
明確になったり と
孤独に追い込む事で
精神面 を 強化します ・・・
日常生活で 平和ボケして 鈍ったカン を
研ぎ澄ますのです。
よくよく冷静に考えれば
クマなど出没する地域ではない? ので
馬鹿げた 臆病な話 に
聞こえるかもしれませんが
一人で 山奥深くで 行動していると
どんどん 不安要因 を
想像してしまうものなのです ・・・
仮に 足を挫いただけでも
斜面を登れなくなり
ひとりだと 助けも呼べず
そのまま 夜を迎えれば
軽装ですから
寒さによる 『 死 』 の 可能性 も
あるのです ・・・
冷静さを失ったパニック状態 は
本当に危険なこと だということ を
再認識できました。
そんな 恐怖 と 戦いながら
先へ 先へ と 歩を進めると
綾広の滝 (あやひろのたき)
鳥居を潜り 滝へ ・・・
後から 知ったのですが
この 『 綾広の滝 』 は
滝行 で 有名な滝 らしく
過酷な修行 が 行われる
本物の 修行場所のようです ・・・
※ この滝での過酷な修行風景は コチラ ←クリック
すごいですね ・・・
凍てつく滝の水で 顔を洗い 休憩していると
滝の上のほうから 人の声がしてきました ・・・
人が 3人 逆方向から
山道を降りてくるのが 見えました。
本格的な 登山スタイル の 3人 でした ・・・
ストックを2本 両手に持ち
大きなリュック に ゴーグルまでして
帽子と マスクで 顔は全く解らないほどの
本格的な 防寒装備 ・・・
僕は タンクトップ に 迷彩軍パン で
ジョギングシューズ に 手ぶら ・・・
しかも こんな 霊的な雰囲気 の 滝の前 で
肩で息をし 体中から 湯気が出ている
ヒゲの中年が いるわけですから
相当 警戒したのでしょう ・・・
会話をしながら近づいてきた その3人は
僕を見つけるなり 会話が止み
滝の方に 来るのかと思いきや
こちらを 一切 見ないで
急ぎ足 で 無言のまま
通り過ぎて行きました ・・・
確実に 変質者 と
勘違いされた模様 ・・・
絶対に 彼らも この滝 に 寄っていく予定
だったはずです ・・・
何だか 悪い事しましたね ・・・
最後に 御嶽神社 に
無事を報告し 感謝を伝えて 帰路へ ・・・
毎回 下山途中 に 立ち寄る
立派な御神木 の 目の前 で そばを食べれる
絶景 の 茶屋 は もう 閉まっていて
今回は そば は 食べれず ・・・
遅くまで 遊びすぎましたね。
非日常的状況へ 単身 乗り込むことで
闘争心や 本能的なチカラ を
強化し 保つことができます。
御岳山 は 私にとって
大事な領域 の 一つです。
帰りは 疲労困憊
冷え切った体 を 癒すため
最後のチカラ を 振り絞り
奥多摩温泉 『 もえぎの湯 』 へ ・・・
ここの 露天風呂 で
夜風を浴びながら 瞑想にふけ
完全回復 してから 帰るのが
最高の楽しみ です。
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