監督 バート・ケネディ
キャスト ユル・ブリンナー、ロバート・フラー、ジュリアン・マテオス、ウォーレン・オーツ、クロード・エイキンス、エミリオ・フェルナンデス、フェルナンド・レイ
1966年 アメリカ、スペイン
ジャンル：アクション、ウエスタン、シリーズ
【あらすじ】
前作で村娘と結ばれ、平和な農村生活を送っていたチコが暮らす村に、再び不穏な空気が! 辺り一帯を勢力下に治めようと野盗が現れたのだ。知らせを受けたチコの昔の仲間、クリスとヴィンは、早速村へ急行すべく仲間集めを開始、たちまち、ひと癖もふた癖もある男たちが集まってくるが‥‥‥。
【感想】
前作で勝ち取った勝利がつかの間の平和であって村はまた襲われるだろうし、クリスは用心棒的な生き方しかできないだろうということは容易に想像できるのだが、だからと言ってその場面を見たいとは思わなかった。それを再現したのが本作。いい気分のまま終わらせて欲しかったんですよね。要は「続編作るな」という言いたかっただけです。
主演のユル・ブリンナーは前作からぶれていなかったと思う。命を落とす可能性が極めて高い無謀な戦いであるにもかかわらず、彼の依頼を引き受ける仲間達からの人望やカリスマ性は本作でも発揮されていたと評価したいです。ただユル・ブリンナー以外の登場人物が弱いです。濃さが足りない。キャスト一新されている中でどうしても名前負けしてしまった部分があったと思います。シナリオ中にて各キャラについてそれほど深く掘り下げなかったのもパワーダウンしたと感じさせた要因でしょう。女好きだったり自滅願望がある人物が登場しますが、化学反応を起せなかったようです。
それから基本的に話の展開が前作と全く同じで仲間を集めて7人で無謀な戦いに挑むという形になっています。全く同じ展開にした以上は例えば映像の面で前作を凌ぐようなものがあると良かったと思います。やはり名作と名高い映画の続編ですからそれなりのものがないと苦しいと思います。
内容はともかく続編は作って欲しくなかったという思いから低評価とさせていただく。
お薦め度：★★★★☆☆☆☆☆☆
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