映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

激突!

2008-02-24 16:17:15 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 スティーヴン・スピルバーグ
キャスト デニス・ウィーヴァー、キャリー・ロフティン、アレクサンダー・ロックウッド
1971年 アメリカ
ジャンル:サスペンス、アクション

【あらすじ】
カリフォルニア州を南へ車で向かうデイヴィッドの前に、大型トレーラーが立ちふさがる。イライラして、このトレーラーを追い抜いたが最後。デイヴィッドはトレーラーに究極の恐怖を味合わされることに…。

【感想】
この映画をスピルバーグの原点という人がいますが、私に言わせれば「失くしてしまったもの」だと思います。今のスピルバーグでは絶対に作れないでしょう。

もし彼が今、同様の作品を制作したのであれば、派手なアクション、ぶつかり合い、カーチェイス、激しい爆発、ありえないスピードやコーナリング満載の過剰な演出になっていたのではないでしょうか。

本題に入りますが、この映画は緊張感があってとても面白いのですが、同時にすごく疲れる作品でもあります。難を逃れて気が抜けた途端、また新たな問題に直面する。見ている方がこれだけ疲れるのですから、実際のドライバーの疲労は極限状態でしょう。それだけ見事な演出である証拠なのですが、このために2度目を鑑賞する気が起きないのも確かです。

しかしトラックに追いかけられるだけなのにここまで緊張感を持続てきる演出はお見事です。映画というのは演出の工夫しだいでここまでできるということなのでしょう。犯人が最後までわからないのもミステリアスな余韻を残す形となってよかったです。

今のスピルバーグについて批判的なことを書きましたが、25歳でこれを作るのですから類まれな才能の持ち主だというはすぐにわかります。一人の成功者の記念碑的な作品なので興味のある人はぜひ。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

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