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ロッキー・ザ・ファイナル

2008-07-02 10:37:52 | ★★★★★★★★★☆
監督 シルベスター・スタローン
キャスト シルベスター・スタローン、バート・ヤング、アントニオ・ターヴァー、ジェラルディン・ヒューズ、ミーロ・ヴェンティミグリア、トニー・バートン
2006年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、スポーツ、シリーズ

【あらすじ】
30年前に世界ヘビー級王者アポロ・クリードと互角以上の大熱戦を繰り広げて以来、ボクシング界の栄光の階段をのぼりつめたロッキー・バルボア。しかしリングを去った彼は、愛する妻エイドリアンに先立たれ、地元フィラデルフィアで経営するイタリアン・レストランで、客の求めに応じて現役時代の昔話を語って聞かせる日々を送っていた。息子のロバートは有面人である父に引け目を感じて家を飛び出し、彼と顔を合わせようとはしない。エイドリアンの命日に墓参りをしたロッキーは、自らの孤独を痛感せずにいられなかった。 ロッキーは心の喪失感をぬぐうため、再びボクシングを始めることを決意する。彼は今もなお胸の奥底に情熱が燻っていることを感じ、プロ・ボクサーに復帰したものの、大きな野望を抱いているわけではなかった。しかし、ある番組がきっかけで、現役ヘビー級チャンピオン、ディクソンとのエキシビジョン・マッチが企画され、ロッキーは最後の夢に向かって猛トレーニングを始めた。そして、遂に大観衆が詰め掛けたラスベガスのリングに上がっていく…。

【感想】
なんだ、この素晴らしい出来は・・・。もはやサプライズを通り越して奇跡だ。

あまりの出来の良さについに自分の映画を見る感覚が麻痺してしまったのではないかと思ってIMDbを見てしまいましたが、やはり外人も大絶賛しています。ようやく理解しました。これは名作なのだと。

本作が制作されると聞いた時には「もういい加減にしてくれ」と思いましたし、「面白いはずがない」と決め付けていたので受け入れるまで時間がかかってしまいました。ここで書くことではないかもしれませんが、スタローンについては「ランボー 最後の戦場」の出来も良かったので、ここにきてのこの頑張りには感心させられます。それにしても本当にロッキーは彼の人生そのものですね。成功から凋落、復活まで全てがロッキーと共に歩んだ感じで重なってしまいます。

とにかく本作については他の続編で見られた、取ってつけたような無駄なエピソードや余計な飾り(プロレスしたりCMに出たり、路上・・・)がなく、素直に原点に立ち返ったため、メッセージがストレートに伝わってきます。

ロッキーはエイドリアンとの過去を大事にしながらも、新しい道を歩みだそうとするために現役復帰を決意します。一度やると決めたら、周辺どころか息子にまで反対されても、ひたむきに進み続けます。そしてやがて彼のその姿に皆が惹かれていきます。私はこの作品から再び勇気を貰いました。「年寄りが若い人間にかなうはずがない」別に嘘でもかまわないです。要は気持ちの問題です。「体は年老いても、魂は年を取らない」そうあり続けたいと思います。

個人的にはロッキーシリーズを一度も映画館で見ることができなかったのは後悔しています。でも締めくくりが(路上ファイトでなくて)これでよかった。感謝したいです。

お薦め度:★★★★★★★★★☆

ロッキー・ザ・ファイナル (特別編)

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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