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トゥルー・グリット

2012-04-14 23:34:31 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
キャスト ジェフ・ブリッジス、ヘイリー・スタインフェルド、マット・デイモン、ジョシュ・ブローリン、バリー・ペッパー、レオン・ラッサム
2010年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、ウエスタン、リメイク

【あらすじ】
マティ・ロスは信念の強い14歳の少女。ある夜、父親が雇い人のチェイニーに無惨にも撃ち殺された。 逃亡者となったチェイニーは、ネッド率いる悪党たちの仲間に入る。父の形見の銃を受けたマティは仇討ちを誓い、連邦保安官コグバーンに犯人追跡を依頼。別の容疑でチェイニーを追っていたテキサス・レンジャーのラビーフも加わり、3人の過酷な旅が始まる。
そして遂に、真の勇気“トゥルー・グリット”が試される運命のときが訪れた……

【感想】
ジョン・ウェイン主演の「勇気ある追跡」のリメイク。運よくリメイク元を鑑賞していたのですが、年月が話せすぎているだけに単純にどちらの主人公が魅力があるかは比較できません。それぞれの良さがあったと思います。

父親を殺された14歳の少女が酒浸りの日々を過ごしていた保安官を雇い共に犯人を捜しに向かう。

今回の主演、ジェフ・ブリッジスについては「老い」をうまく味方につけることができた俳優だと思います。ショーン・コネリーあたりも同様で老いによって渋さが加わって演技に深みが生まれた。本作はストーリー的にそのジェフ・ブリッジスの良さを十分に引き出せる素材だったのではないかと思います。一方でマット・ディモンの方は想像した以上に脇役でした。

内容は「トゥルー・グリット」つまり真の勇気ということで14歳の女の子の決して諦めることのない勇敢な心がベースになっていて2人の男が徐々に彼女に刺激される形で勇気を取り戻す形になっています。オリジナルの方は西部劇独特の勇気という名の無謀さを感じましたが、本作については比較的抑えていたように思います。今であればこのアレンジの方が受け入れられるはずです。

物語の進行自体は完全に一本道で目新しいものは特にないです。むしろ以下の映画に慣れてしまっているとかなり単調に感じられるでしょう。そのためあくまでキャラの魅力と演出で見せるタイプの映画だと思います。銃撃戦もコーエン兄弟さしさが出ていたし、荒野の景色も非常に美しかったです。

古典作品のリメイクにしては上手にできたのではないかと思います。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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