監督 ジェフ・ニコルズ
キャスト マイケル・シャノン、ジェシカ・チャステイン、シェー・ウィガム、キャシー・ベイカー、レイ・マッキノン、リサ・ゲイ・ハミルトン
2011年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス
【あらすじ】
田舎町の工事現場で働くカーティスは、耳の不自由な娘ハンナ、妻サマンサと慎ましくも幸せに暮らしていたが、ある日を境に大災害の悪夢に悩まされるようになる。その恐ろしいイメージは日ごとにリアリティを増し、やがてカーティスは恐怖に取り憑かれてしまう。近いうち、必ず地球規模の天災が発生すると信じる彼は、家の近くに深く穴を掘り、周囲から好奇の視線を浴びながらも避難用シェルター作りに没頭し始めるのだが…。
【感想】
事前情報ゼロでの鑑賞だったので途中までこれはディザスターパニックムービーなのかなと思っていました。いい意味で期待を裏切ってくれたと思います。これからどうなって行くのか非常に気になる映画でした。
70年代に良く見られた一つのアイディアを軸にゴールに向けて突き進んでいくタイプの作品。このタイプはよく発想は面白いが奥深さはないと評価されているようで最近少なくなっています。それだけに貴重な存在になりつつあります。70年代作品が好きな自分にとってはお気に入りとなりました。
台風の悪夢に悩まされていた主人公が精神的に追い詰められてシェルター作りに励むようになる。妻は耳の不自由な娘も抱えてついていけなくなってしまう。
実際にシェルターを作って避難するまでのテンポがかなりスローです。私はしっかりと人物描写をしていたように感じたのですが、人によっては退屈だったようです。あらすじを読んだり予告編を見てから鑑賞してしまうと話の中核に突入するまでが遅いのでイライラするのかもしれません。前知識はないほうがいいでしょう。
またストーリーの主人公の悪夢とは何だったのか?という答えはわりとありきたりなので結末に驚かされることはありません。シェルターから家族が出てきた時がストーリーのピークでした。そこまでは本当に引き込まれました。
知名度が低いのでもっと評価してあげたい。
お薦め度:★★★★★★★★☆☆
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