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きみがくれた未来

2011-12-02 23:39:38 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 バー・スティアーズ
キャスト ザック・エフロン、レイ・リオッタ、アマンダ・クルー、キム・ベイシンガー
2010年 アメリカ
ジャンル ドラマ

【あらすじ】
ヨットの才能と技術に恵まれたチャーリー(ザック・エフロン)は、スポーツ奨学金を得てスタンフォード大学への進学を目前に控えていた。だが、高校の卒業式の夜、不運な交通事故に巻き込まれ、同情していた11歳の弟サム(チャーリー・ターハン)を死なせてしまう。罪の意識にさいなまれた彼は、進学もヨットもあきらめ、サムが埋葬されている墓地の管理人となり、サムの亡霊とともに夕暮れのキャッチポールを日課とする静かな生活を送っていた。だがある日、高校の同級生でヨットの夢を追い続けているテス(アマンダ・クルー)と再会。彼女の優しさと眩しさに触れ、少しずつ孤独な心をひらき始めるチャーリーは、次第にテスに強く惹かれていくように。過去に喪失したものと未来への希望に輝くもの、その両方に揺れ動くチャーリーにやがて奇跡が起こる-。

【感想】
映像そのまま弟の亡霊と話していると解釈するよりはあれはトラウマを抱えた主人公によって創り出された空想の世界と捉える方が自分の中ではしっくりきます。

弟を死なせた罪の意識と未来への希望との狭間で揺れ動く青年が、ある女性との再会を機に進むべき人生を見出し再生していく話。主人公は弟の死を乗り越えて生きていかないといけないのに自分の殻に閉じこもってしまい、墓の管理人として弟の亡霊と話しかける毎日をすごしています。この時の2人の会話も私には悪くないように思えましたね。不毛なことかもしれませんが、亡くなってしまった人と話せるのであればそれはとても羨ましいことではないかと。

それだけに主人公が絶望を乗り越えて大きく成長したという印象は弱かったのかもしれません。ただ一人の女性によって彼の人生が少しずつ動き出していく様子はしっかりと描かれていたと思う。

ちなみに前知識ゼロで鑑賞した結果、キム・ベイシンガーには気がついたのにレイ・リオッタだとわからなかったです。多分、いつもの彼が出ている映画とは作風が違うからなのでしょう。

いい話だとは思うものの泣けるという宣伝のわりにはそれほどでもないかもしれません。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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