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シー・オブ・ラブ

2009-01-02 00:41:01 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 ハロルド・ベッカー
キャスト アル・パチーノ、エレン・バーキン、ジョン・グッドマン、マイケル・ルーカー、ウィリアム・ヒッキー
1989年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス

【あらすじ】
N.Y.市警のベテラン刑事フランク(アル・パチーノ)は野放しだった犯罪者の一斉検挙に成功、だがその時すでに連続殺人事件へと繋がる銃弾が放たれていた。ベッドの上でうつ伏せのまま撃たれた死体・・・。翌日、同一犯と思われる殺人事件があることをシャーマン刑事(ジョン・グッドマン)から知らされる。手掛かりは銃弾と口紅付きのタバコ、該当者のいない指紋、古いレコード・・・犯人は広告で被害者と知り合った女性という線が有力だった。そして第3の犯行。コンビを組むことになった2人の刑事は雑誌に広告を載せ、囮捜査を開始する。しかし、刑事生活20年を迎えた疲れと、妻と別れた一人身の寂しさを痛感するフランクは、危険と知りながら魅惑的な容疑者である一人の女性に惹かれていくー。

【感想】
「レボリューション・めぐり逢い」の酷評で役者の評価が地に落ち、そのキャリアに瀕死の重傷を負ったアル・パチーノが4年の月日を経て活躍の場をブロードウェイの舞台から再び映画の世界に戻したのが本作です。彼のキャリアを前後期に分けるのであれば、本作は後期の第一作に該当すると思います。

シナリオとしては、ある殺人事件を追っている刑事が調査の過程で犯人と思われる女性の魅力にはまってしまい、事件に巻き込まれてしまうという比較的わかりやすいものですが、体を張ったエレン・バーキンの妖艶さや小悪魔的な雰囲気がサスペンスとして見事に生命を吹き込んだと思います。はっきり言ってこちらの印象が強いためにアル・パチーノの方はいつもの個性が抑えられていたと思います。それが逆に好印象につながったのかもしれません。

少しネタバレしますが、そのまま彼女が犯人でもって行くのかと思ったら、それなりの結末が待ち構えているので意外感もありました。
映画のタイトルにもなっている「シー・オブ・ラブ」というゆったりした曲も好印象。
最後にこの二人の組み合わせを「オーシャンズ13」で再び見ることができたのはとても嬉しかったです。お互いかなり老けましたけど・・・・。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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