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デス・ロード 染血

2009-08-04 10:33:10 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 グレゴリー・ジェイコブス
キャスト:エミリー・ブラント、アシュトン・ホームズ、マーティン・ドノヴァン
2007年 アメリカ
ジャンル:ホラー、オカルト

【あらすじ】
車で帰郷しようとした一組の大学生。しかし突然現れた車に当て逃げされ、雪深い山奥で車が立ち往生してしまう。そして、凍てつく車内でひたすら助けを待つ二人に次々と不可解な現象が起こり始め…。

【感想】
見事にタイトルに釣られました。染血ホイホイとでもいうのか・・・。

いい歳して「死」とか「血」とか「悪魔」・「呪い」・「恐怖」・「絶叫」とかいうタイトルがついていると条件反射的に観てしまう自分があまりに情けないです。そのようなタイトルの中には稀に当たりもありますが、大抵は首を傾げたくなるような物が多いです。しかし本作については楽しめた方だと思います。

確かに低予算なのはバレバレですし、芸術性や完成度が高いというわけではありませんが、雪山という設定はホラー映画としてはいい題材なので結構怖いです。

内容は実家へ戻ろうとしていた女学生と知人の男が雪山で事故に遭遇してしまい、恐怖の体験をするという話です。基本的には残虐なシーンはなく、エンジンもかからない凍えそうな寒さの車内で奇妙な現象に襲われることで肉体面だけでなく精神的にも追い詰められていきます。

演出的には夜中の雪山における車の中で窓越しに人の顔が見えるのはそれだけで十分に怖いです。またこの二人が恋人ではないという微妙な関係も緊張感を持たせるのに成功したと思います。そのため私は男子学生が「シャイニング」のように狂いだす展開を予想していました。結果としてはは違うのですが、それでもこの設定のおかげでヒロインの孤独感を引き立たせたと思います。

不満な点としては、ストーカーまがいの男子学生の彼女への気持ちをもう少し深く掘り下げて欲しかった。これではせっかく彼女を守ったのに変質者から抜け出ていなかったです。また不謹慎な話ですが、「プラダを着た悪魔」にも出演していた主演エミリー・ブラントの顎が割れていたのも気になってしまった。

「染血」とありながらスプラッターシーンは全くないというのは騙された気がしないこともないのですが、楽しめたので全て良しとします。日本未公開はもったいない。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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