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ベン・ハー

2008-09-18 15:14:35 | ★★★★★★★★☆☆
監督 ウィリアム・ワイラー
キャスト チャールトン・ヘストン、ジャック・ホーキンス、スティーヴン・ボイド、ハーヤ・ハラリート、マーサ・スコット、ヒュー・グリフィス
1959年 アメリカ
ジャンル:アクション、ドラマ、歴史

【あらすじ】
ユダヤの都エルサレム。豪族の息子ベン・ハーは、ローマ軍の新将校としてやってきた幼友達メッサラと再会。だが、今やふたりの間は対立関係にあり、ベン・ハーは反逆罪に問われ、奴隷として軍船に送り込まれてしまう。やがて海賊軍隊との激戦の中、ローマ艦隊司令官アリウスの命を救ったベン・ハーは、ローマ屈指の剣闘士に成長。生き別れた母と妹の仇を討つため、宿敵メッサラとの対決、大戦車競争に挑む。

【感想】
ご存知、アカデミー賞主要タイトル11部門を総なめにしたとても有名な作品でございます。映画好きを名乗るならこの作品を見たことがないとは決して口に出せない程の知名度かもしれません。

先日、某局のハイビジョンで放送されていましたが、この映画を再び高画質、高音質、大画面で鑑賞できるのはそれだけで初見のときとそれほど変わらないような新鮮な気持ちになれます。以前はブラウン管の小さなテレビでノイズが沢山入った環境だったと記憶していますので、「いい時代になった」とテクノロジーの進歩へ対するありがたさを実感します。

それはともかく、主人公のベン・ハーは決して英雄ではありません。他の歴史スペクタクル系の大半を占めているような主人公のカリスマ性から多数の兵士を率いたというわけでもなく、自分を奴隷送りにされ、無実の家族までも監獄に入れたれたことに対する個人的な復讐のために戦ったのです。この主人公の描き方はとても好きです。そしてメインの戦車レースの迫力は今のCG全盛の嘘っぽい映像とは比較にならない程リアルで説得力がありました。本当に名作と言われるだけのことはあると感心させられました。

残念なのは、戦車レース以降の展開が少し盛り下がってしまったことでしょうか。キリストの話については不要だと言う人が結構いるようですが、私はかまわないと思います。ただし、ラストで母親と妹の病気が治ってしまったというのは気に食わなかったです。ベン・ハーはもしキリストと同じ時代に生まれていなかったら、復讐のために人生を無駄にしただけの人だったと考えると、いつの時代でも通用するような話ではないのだろうなと思ってしまいました。

ちなみに上映時間は約4時間あります。これより長いのは「クレオパトラ」位しか思いつかないですね。見るときは事前にトイレに行っておくのと睡眠を十分に撮っておく必要があるでしょう。

お薦め度:★★★★★★★★☆☆

ベン・ハー 特別版(2枚組)

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