スパイダーウィックの謎

監督 マーク・ウォーターズ
キャスト フレディ・ハイモア、サラ・ボルジャー、メアリー＝ルイーズ・パーカー、ニック・ノルティ、ジョーン・プロウライト、デヴィッド・ストラザーン
2008年　アメリカ
ジャンル：アドベンチャー、ファンタジー

【あらすじ】
封印されていた書を開いてしまった3人の姉弟が、蘇った悪の妖精たちと戦う。

【感想】
ファミリー向けの比較的低年齢層をターゲットにしたファンタジー映画ですが、ゴブリンの攻撃で受けた傷跡など結構痛々しいシーンがあるので注意が必要かもしれません。

子供達が主人公のファンタジー映画の場合、大抵は大人に話しても信じてもらえないまま思い出として心の中にしまっておくというパターンが多いですが、本作においては母親も現実に気がついて一緒に戦うことになります。離婚を扱っているという事情があるのですが、私はこの部分に少し抵抗を覚えました。そもそも子供向けのファンタジー映画で両親が離婚し、尊敬する父親は別の女と同居して戻ってこないという設定はリアル過ぎて馴染まないです。

本作の一番の見所はCGを駆使した映像ですが、ゴブリン達が襲ってくる映像は確かにスピード感と迫力があったと思いますが、求められている雰囲気にマッチしていない気がします。他の名作ファンタジーと比べるとアクション性が高いために、幻想的でないと感じました。もっとじっくり見せても良かったと思う。

後半の妖精が出てくるシーンは日本人が連想する光景とは随分違ったと思いましたがこれについては仕方がないでしょう。

家族で観る分には問題ないが、いい歳した大人が一人で鑑賞するには少し苦しいという評価です。

お薦め度：★★★★★☆☆☆☆☆

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