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太陽の帝国

2012-02-07 23:35:04 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 スティーヴン・スピルバーグ
キャスト クリスチャン・ベール、ジョン・マルコヴィッチ、ミランダ・リチャードソン、ジョー・パントリアーノ、ベン・スティラー、ポール・マッギャン、ガッツ石松、伊武雅刀
1987年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、戦争

【あらすじ】
1941年、第二次世界大戦下。上海に暮らすイギリス少年ジムは、日本軍の"零戦"に憧れる無邪気な少年だった。だがその日本軍が上海に侵攻、攻撃は全土に及んだ。混乱に巻き込まれ、両親と離れ離れになってしまったジムを救ったのはアメリカ人のベイシー。しかし日本軍に捕われ、ふたりとも収容所へと送られる。そこでの過酷な生活は精神的にも肉体的にもジムを成長させていくが・・・。

【感想】
スピルバーグは何を考えてこんなシリアスな映画にガッツ石松を起用したのか知りたい。意外と大雑把な人なのではないかと思ってしまう。それでもなぜかシベ超と比べると随分まともな演技をしているように見えてしまうのは作中に出てくる他の日本語があまりに酷いからなのだろう。

IMDb見ても非情に評価が高い作品なのですが、中国人には不快な内容なのではないかと思います。そのため現在の経済情勢だったら製作されていないのではないかという気がしてなりません。

日中戦争を上海に住んでいたイギリス人の視点から描いている。なぜ戦争の当事者でもない第三者を主役にしたのかと考えるとやはりその方が欧米人にとって感情移入しかすいからなのだろうなという結論にいたります。

物語は前半が金持ちの少年が戦争によって突如、親と引き離され、食べ物すらありつけないような悲惨な環境に放り出されてしまう話。後半が日本軍の支配の元で生活していく話になっています。前半の方が話が急展開で主人公に波乱万丈の人生が襲い掛かってくるのでこちらの方が楽しめました。後半は主人公がたくましく生きていく様子をじっくりと描いていますが、もう少し短くしても良かったように感じます。やはり見所は前半でしょう。

それから戦争にもかかわらず、色々と美しく表現している箇所が見られるのがスピルバーグらしさなのかなと感じます。もちろん残酷な部分もあるのですが、日本兵と主人公の間に深い友情が芽生えていたりと戦争映画の中では気品がある。これが後に「シンドラーのリスト」へ繋がっていくのだろうなと考えると納得させられるものがあります。

少し鼻につく面もあったので評価としてはこれくらいにさせて下さい。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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