監督 ジョー・ジョンストン
キャスト ベニチオ・デル・トロ、アンソニー・ホプキンス、エミリー・ブラント、ヒューゴ・ウィービング、アート・マリク、リック・ベイカー
2010年 アメリカ
ジャンル:アクション、ホラー、サスペンス、リメイク
【あらすじ】
1981年、英国。高名な舞台俳優のローレンス・タルボットは、25年ぶりに生家のタルボット城に帰ってきた。弟ベンが行方不明になったことを、弟の婚約者であるグエンの手紙で知らされたからだ。しかし、城へ足を踏み入れたローレンスを待ちうけていたのは、母の死をきっかけに疎遠になった父のジョンの冷たい出迎えと無残に肉を削がれたベンの遺体だった・・・
【感想】
リメイク元が非常にマイナーなのでリメイク作品との対比などはほとんど語られていないようです。当然、私も未見でした。
狼に噛まれた主人公が呪い?によって狼の姿に変身してしまう。変身すると理性を失って人を殺しまくる。幻想的な映像、狼と化した主人公の残忍性、主人公の苦悩の3点が柱だと思います。
見所の一つであるこの主人公なのに人を次々と殺してしまう場面に関しては残忍さはよく出ていたと思う。一方でこの行為による悲壮感がもう少しあると全体がもっと締まったのではないかと感じました。
もう一つ構図としては父と子の因縁が描かれています。父親役がアンソニー・ホプキンスということで危険で威圧感のある具体的にはレクターのような人物を想像したのですが、こちらも期待していたほどではありませんでした。
テーマ的に一歩間違えるとB級映画扱いを受けてしまいそうな雰囲気が漂っていただけにヒヤヒヤさせたれました。しかし気合の入ったCGによる狼の姿や美しい街並みのおかげでB級映画は回避したと思います。
狼男が出てくる映画として捉えるのであれば、一般的な狼男の概念とは異なる分、世界観に違和感があるかもしれません。個人的には自分の好みのソーンからやや外れていました。
お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆
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