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ホンジュラス情勢緊迫:セラヤ大統領が帰国を果たす

2009-09-24 | 日々のニュース
 6月28日の軍事クーデターによって国外追放されていたホンジュラスのセラヤ大統領が、9月21日に帰国を果たした。それが各紙で報じられた。

 軍事クーデターに対するラテンアメリカ諸国の即座の一斉反発の中で、軍事クーデターを支援したと考えられる米国も、表向きクーデターを非難せざるをえなかった。しかし米国は、厳しい制裁措置をとらなくてもいいレベルでの「非難」にとどめ、ホンジュラスがいっそう左傾化していかない形で、軍事クーデター政権とセラヤ大統領を米国の主導権のもとで妥協させようと画策してきた。

 しかしながら、ホンジュラス経済と人民生活の極度の疲弊と悪化の中で、一握りの富裕層と極貧の人民大衆との間の矛盾が激化し、事態は米国の思惑通りには進んでいない。むしろ逆に、ホンジュラス国内の諸矛盾をいっそう激化させてきた。そのことによって人民の闘いがいっそう高揚してきている。

 2006年1月に「中道右派」政権として出発したセラヤ政権は、経済と人民生活の極度の悪化を前にして、それを立て直し改善する具体的な方策を次々に打ち出し実施していく中で、急速に左傾化していった。中でも特に、キューバとベネズエラを中心とするALBAへの加盟は、支配層と米国を怒らせ焦らせたに違いない。軍事クーデターは、そのようなセラヤ政権の左傾化にストップをかけるためのものであったが、一握りの富裕層に対する人民の闘争をいっそう急速に激化させ高揚させることになった。

 セラヤ大統領の帰国の試みは、軍事政権によって繰り返し強権的に阻止されてきたが、今回の帰国の実現によって、ホンジュラス情勢は一挙に緊迫し、決定的な時を迎えようとしている。

(大阪H.Y.)
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キーワード
ホンジュラス ベネズエラ ラテンアメリカ
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