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「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」

「この世界の片隅に」の片渕須直監督トークショー観ました

2017-08-09 | 本・番組・映画など

8月7日(火)「この世界の片隅に」片渕須直監督 トークショー 10:30の上映後
 4日から福岡県小倉市(現北九州市)、広島県呉市、6日の記念式典を経て、ここ大阪「シネ・ヌーヴォ」へ 

 「72年前の6日に、台風が来てくれれば良かった...」嵐を呼ぶ男と紹介され、監督が口にした第一声。
 中島本町の人々が生き生きと描かれた作品を見た私たちは、彼のことばに共感せずにはいられなかった。

 シネ・ヌーヴォへ来られるのは「マイマイ新子と千年の魔法」(昭和30年の山口県防府市が舞台)が2010年にこの館で上映されて以来約7年半ぶり。

 30数館という小規模上映であったものの、監督のお話の中で、当時この映画に感動した方の行動力に驚きました。

 自らシネ・ヌーヴォでの上映のお知らせチラシを制作し、大阪から京都辺りまで配布。

 そのために家庭用のプリンターを壊してまった、と。すばらしい作品は人を動かす力あることを改めて感じました。

「人々の生活があった記念公園」

 昔から公園であったイメージをもってしまっていましたが、掘ると、家の土台が。
 他にもスリッパの代わりにはいていた、せともののスリッパ、牛乳びん、ビー玉などが発掘されています。
 家の配置から誰の持ち物であったかまで分かるそうです。

 人々の生活が息づく町であったと知っているからこそ、記念式典で、1947年には花火大会をしていたと語る監督が、厳粛な雰囲気一色の「今のやり方はさみしい」とおっしゃる気持ちが想像できます。

 舞台となった中島本町を描くにあたっては、当時の写真(家族・個人)が収録されたアーカイブを利用。

 そのとき小学5、6年生だった方たちからお話しを聞いたそうです。

 繁華街であったので、商店を営んでいる方々の子孫が多くいて、彼らからその様子やエピソードを詳しく聞くことで、「72年前の中島本町が自分の中にできて、まるで知り合いの住む町」になっていったそうです。

 最後に監督は、この作品は映画館でこそ成立するものだとおっしゃいました。

「爆撃のすさまじい音、これは家庭用の機器では到底、再現できない」

 おだやかさとより添う心、おもしろいエピソードの中に鋭いことばが胸にひびきます。

 観る人それぞれが多様に想像する余地がこの作品にはあることが、この作品を見ることで、監督の言葉を通して伝わってきます。

「仕掛けたことしか、映画にはないが、この作品には服、もんぺ、カサ...一つ一つに物語がある」

「その世界の一幕を切り取ってきたから、想像する域をこえてひらけている」

 何度見ても新しい発見がある、今に続く作品です。

 ぜひ、あなたが見た「この世界の片隅に」を多くの人と語り合ってください。

 「シネ・ヌーヴォ」(大阪地下鉄九条下車)にて引き続き上映されています!ぜひ足をお運び下さい。

  上映期間:8/5(土)~11(金)11:00より上映
       8/12(土)~18(金)10:10より上映
     (時間変更の可能性もありますので、詳しくはホームページをご覧下さい。)

 

 パンフレットに監督のサインをしていただきました。

(HY)

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