橋下が「市立の幼稚園をすべて民営化」と発言したことについて、私は反対だ。保育者を目指す一人の人間として、幼稚園のことを、今までの私の知識や実習での体験を元に知ってほしい。
(http://mainichi.jp/select/today/news/20111224k0000e040172000c.html 毎日新聞)
(http://mainichi.jp/select/today/news/20111224k0000e040172000c.html 毎日新聞)
すべての幼稚園が以下の通りではないということを分かってほしい。しかし、傾向としてはこう言われている。
市立はのびのびとした保育が中心。設定保育も毎日ではない。自由遊びが多い。
私立は教育が中心。設定保育が多い。イベント(行事)に力を入れており、運動会の鼓笛隊やダンス、生活発表会のお遊戯や劇は見応えがあってすごい。
設定保育:保育者が何をするか考え、準備し、リードして子ども達に活動させるもの(制作やゲームなど)。保育者に何らかの目的やねらいがある。それを達成させようとする。保育者が主体の保育。
自由遊び:子ども達が部屋又は戸外で自由に遊ぶこと。保育者は基本的に見守る。一緒に遊び子どもの創造性や想像力をふくらませる。保育者は目的やねらいを持って関わる。子どもが主体の保育。
「子どもの最善の利益」という言葉があるのは幼稚園教育要領にかかれているもので、子ども達の幸せを一番に考えるということである。
なのに、私が実習にいった私立幼稚園では、私立の幼稚園では運動会や生活発表会を見栄えよく、親ウケするものにするために子ども達の自由遊びの時間を削り、お遊戯などの練習をさせている。その練習を子ども達が楽しんでいるならよいのだが、そうは見えなかった。苦しく、辛いものをしているように感じた。それを保育者達は、「お父さんやお母さんが見るから」と励ましている。おかしいと思った。園児獲得のためのパフォーマンスになってしまっているのだ。
もちろんすべての私立幼稚園が、このように子どもをまるで見せ物のようにしているのではない。しかしながら、他の私立園で実習をして同じようなことを感じた仲間もいた。
私立はこうでもしなければ園児が獲得できないのかもしれない。
市立ならば子ども達に苦痛をもたらすようなことをする必要はない。
すべての幼稚園が私立になれば、園児獲得競争がいっそう激しくなることが予想される。競争に負けた園は廃園に追い込まれる。そうなると、いっそう子ども達への負担が大きくなるだろう。
幼稚園教育要領:文部科学省が出している幼稚園教育における指針。幼児期は、生きる力を養う期間としている。
(表裏)











いろいろとつづりましたが、ブログを書かれた方が、初心を忘れずにこれからも教育に携わっていかれんことを期待しております
私が幼稚園実習で見てきた、学んできたものは、先生の立場から見たものでした。なので、保護者の方の視点からのご意見はとても貴重なものです。ありがとうございます。
仕方さんのおっしゃるとおり、設定保育におけるイレギュラーは排除されがちです。昨年の1月に3週間の幼稚園実習をしたときのことをお話します。この実習で、私は幼稚園教育に疑問を持つようになりました。
4歳児の設定保育で、2月の節分用の鬼の面を作ることになりました。これは担任の先生が主体になっておこなったものです。切ったり貼ったり描いたりと、忙しく難しい作業を1時間くらいで終わらせようと先生は必死になっていました。子ども達は「できた」と言って先生に頑張って作った鬼の面を差し出しますが、先生は描き忘れを注意することが多かったように感じました。もちろん、頑張ったことを褒めることはしていましたが、私には子どもではなく、その子が作った作品を褒めているように感じたのです。それ以来、誰のために何のために作るのか、ということを考えるようになりました。
私はこの先生を非難するつもりはありません。あくまで自分の感じたままを書いてみました。
「初心忘るべからず」という言葉を胸に、これからも頑張ります。