■不正クレジット決済防止技術

２００５年６月、「アメリカのマスターカード（クレジット決済）の個人情報が４０００万人分流出」というニュースが流れました。アメリカの事件なので日本には関係ないという報道でしたが、僕がシステムを提供しているサイトではその前後の同年５月に６０万円、６月に８０万円、７月に６０万円の、不正クレジット決済による被害を受けました。
それまでも毎月１０万円くらいの不正クレジット被害は常に出ていたのですが、クレジット会社によると他のサイトだと毎月１００万円くらいの被害を受けているところもあるという説明でしたので、被害が少ないほうでよかったと、それまではそのままにしていました。

さすがに１ヶ月で８０万円の損害が出ると、実際の被害金もそうですが、このまま損害が無制限に拡大するのではという不安で、サイトの運営が危機的な状況になります。
しかしクレジット会社は最新のセキュリティーで情報を守っていて、それでも流出するわけですから、クレジット会社に任せず自己防衛する以外に被害を減らす手段はありません。

そこで、まず不正なクレジット決済をした会員がサイト内でどのような行動をとるのかを徹底的に調べました。
そこでは彼らが大抵３つの些細ですが異常な行動をとることがわかりました。このなかなか気がつきにくい異常な行動をとったときに管理者にメールで通知が来るような仕掛けを作りました。

この仕掛けを導入したおかげで、現在のクレジット被害はゼロになっています。

※不正クレジット防止技術の詳細はここではご説明できません。

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