MINI STORY

毎日の覚書。映画のこと、読書のことなど。いろいろ。

読書の記録(たぶん最後のご挨拶)

2007年02月06日 | 東野圭吾さん
『たぶん最後の御挨拶』文芸春秋社刊 著:東野圭吾

週末にあっという間に読み終えてしまった。
公式HPに載っていたできごと年表(?)といろいろな雑誌に掲載された単発のエッセイをひとまとめにしたものでした。
発売前から”たぶん最後の・・”という題名にひっかかりが有りましたがやはり、あとがきに『エッセイは、これで、最後にします』と宣言が書かれていました。
(このあとがきは、文春HPの立ち読みコーナーで読むことができます)
東野さんのエッセイが大好きな私としては、とても寂しい宣言でした。
もちろん、「小説に専念するぞ~!」宣言ってことですから・・それはそれで嬉しいんですけどね~。ちょっと複雑かも。

エッセイは、それぞれの作品のきっかけになった出来事や東野さん自身のことが
垣間見ることが出来て、一緒に「ふむふむ、そーなんだ」と感心したり、「飲みすぎですよ~」って心配したり(余計なお世話かっ?)推協のセンセイたちとのやり取りに思わず笑ってしまったり・・・などなど勝手にちょっと得した気になって楽しい読み物として受け止めていました。

「エッセイは、気楽に書ける」と思う人が多いでしょうが、お金を貰うとなると”気楽に書く”ものではなくなりますね。このあとがきにも書かれていますが「ブログ花盛り」の今、誰でもがエッセイを書けて発表できる状況でさらに”タダで読めるもの”化してきています。(ワープロが広まってから自分の文章が”活字”になるありがたみも無くなってきてますね)
「文章を書くことを仕事としよう」と思っていた私としては、このブログを始めるときに少し悩みました。適当に書いたものをおいそれと世の中に公表していいものかどうか・・・夜中に悩んで書いては削除しの繰り返し。
お金を貰うわけじゃないんだから気楽に考えればいいや~と言われればそれまでですが・・・そうもいかないのが悩みどころ・・・。もちろん、私個人的に。書いた物に責任を持ちたいと思ってしまうのです。
一般人の私の考えと一緒にするなぁ~と言われそうですが、東野さんの決心に少なからず共感したしだいです。あ、お金払ってでも本当は、東野さんのエッセイ読みたいんですけどね。
エッセイ連載している「本の旅人」(角川書店)を定期購読してた私です。はい。
(「さいえんす?」に収録)今もエッセイは、連載おわってしまったけど購読継続中デス。

新刊情報や雑誌掲載情報そして映画化情報などは、ぜひ、公式HP復活で読者とのつながりを作って欲しいで~す。

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3 コメント

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x (x)
2010-05-19 20:51:06
Hello, I was searching for the info of this book and happened to visit your blog.^^ I can't speak Japanese so had to try to read under the help of Google Translate. -_- There's still no way I can read this book because it has only Japanese version so far. T.T But I'm very interested in it just because I'm also a big fan of 東野さん and have read quite a lot of his works. I guess this book is more about himself, esp. for the part of his (first) marriage ;)? Very curious as a fan. If you can tell me something about this book, I'll be really grateful. Hope I'm not rude to post these. :)
x (x)
2010-05-20 10:44:04
Very interested in this book but I can't speak Japanese.

Did
xさん・・・? (リトルR(管理人))
2010-05-24 02:14:05
はじめまして。コメントありがとうございます。英語でびっくりしました。
東野さんファンになってくれるとうれしいです。
日本語がわからないので小説は、読めないってことなのでしょうか?日本以外でも出版されてるというのは、聞きますが・・。原作の映画化されてますので映画を見てみるのも東野さんを知ることになるかもしれませんね。
(エキサイト翻訳まるうつし)
Nice to meet you. Thank you for the comment. It was surprised in English. It is glad when becoming Mr. Higashino fan.
Because Japanese is not understood, cannot the novel be read?Recently, though it is heard to publish it excluding Japanese ‥.
Seeing the movie will get to know Mr. Higashino of the original because it is made into a film.

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