つづき

2017-03-21 15:33:32 | 生い立ち・家族
母から結婚していた時のことを聞いたことが一度だけある。
私が長子を産んだ時のこと。

私が長子を産んだ時は、難産とは思っていないが、吸引分娩でそこそこ大変だった。
まあ、私は初めてのお産だったので、こんなものかなと思っていたのだが。
母は言った。ちゃんと生きて出してくれたのだからいいと。

母は、初めての子を死産している。
その話もその時初めて聞いた。
予定日を1ヶ月過ぎても産まれなかったのだという。
それで無理矢理大学病院に転院して、産ませてもらったのだが死産だったと。
最初に行っていた産科医院は、父の親から紹介されたところだった。
「それがケチのつき始め」
母はそう言った。
その経験から、姉の時も私の時も最初から大学病院で診てもらっていたと。

そんなこともあり、私は両親の離婚の原因は、家族関係にあるのかとなんとなく思っていた。
でも、母が離婚を考えたのが、私を妊娠中のことだとすれば、
よくあるあれだろうか?
妻の妊娠中に夫が浮気、というやつ。
まあ、それはどうでもいい。

私は、母が33歳の時の子である。
同級生の親の中で、母はかなり歳が多い方だった。
何年か前に知ったのだが、父は母より5歳年下だったようである。
私の上に姉がおり、更にその上に死産した兄がいたということは、
父はかなり若くして結婚したことになる。
父は今いくつだろう?

母が亡くなってから、母の歳が数えられなくなった。
「生きていたら何歳」というように。
私が○歳だから、33を足して…、とそう考えないとわからない。
母が生きていた頃は、すぐに母の歳を言えたと思う。
それが生きていることと、死んでしまったことの違いなのだろうか?

だから、父の歳を数えるのはもっと手間がかかる。
(まあ、どう転んでも大した手間ではない)
父は多分、今84歳。

父は、私たちが成長したら、会える日がくるとか思っていただろうか?
父は、姉や私に会いたいと思ったことがあっただろうか?

長男を母の墓参りに連れて行った時に、
これがお母さんのおじいちゃんとおばあちゃんのお墓で、これは、おじいちゃんのおかさあんのお墓で…、
と説明していたら聞かれた。
「あんたの親父のは?」
次男は、正月に帰郷した時に、「おじいちゃんてさあ…、死んだの?」と聞いてきた。
そう聞かれるまで、私は気づかないでいた。
子供たちに、父の話をする必要性に。
私自身がよく知らない話を、伝えなくてはならないだろうか?
でも、伝えないということは、母が私達にきちんと話さなかったというもやもやしたものを、
そのまま子供に引き継いでしまうということなのかなと、少し思った。
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4 コメント

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Unknown (熱帯魚)
2017-03-23 10:36:05
産後クライシスという言葉がありますが、
妻の妊娠出産というのは男の人にとって夫婦にとって幸せと共に試練のような役割もあるのかしら?とモヤモヤ考えていました。
というのも最近、身近で妻の妊娠中産後の夫達の行動について見聞きし、妊娠中産後はもちろん数十年後の熟年離婚まで影響が及ぶの?と子供のいない私には目から鱗。
無知な自分に気づかされたばかりです。苦笑

過去記事全てに目を通してないのでわからなかったのですが、みなみさん達はお父様に会いたい気持ちがあるのでしょうか?
私は父の最後に間に合わず後悔があり、気になりました。
Unknown (みなみ)
2017-03-23 13:37:51
熱帯魚さん、こんにちは。お久しぶりです。

産後クライシスですか。
夫が子育てを手伝ってくれないとか、世間ではよく言われているような気がしますが、
私は逆に、世のお父さんたちは、子供がかわいくて仕方ないんだろうなってことの方が目につくように思います。
そして、子供ができると妻の興味は夫から子供に移り、世の夫族は寂しい思いをしている。
男の人は可哀そう。そんな風に思います。
夫は妻も子供もかわいくて仕方ないのに、妻の方からしてみれば、夫は何も手伝ってくれない、
そんな風に夫婦の気持ちはすれ違って空回りしてしまうということなんでしょうかね?

私が父に会いたいと思っているか?
どうなんでしょう?
そりゃあ、まあ、私も人の子ですから、少しは会いたいという気持ちはあります。
でも、それはそれほど強いものではないです。
我が家では父の話は全くのタブーでしたから、私は父に会いたいという気持ちよりも、
私が父に会いたいと思っているなんて、母に思われたくないという気持ちの方が強かったと思います。

姉が父のことをどう思っているのかは知りません。
姉には少しは父の記憶jがあるのではないかと思うので、思いはまた私とは全く違うのかもしれません。

熱帯魚さんは、お父様の死に目にあえなかったことを後悔していらっしゃるのですね?
私は幸いにも母の死に目にはあえましたが、もしあえなかったとして後悔までしただろうか?と思います。
まあそれはそうであった場合しかわからないだろうと思いますけどね。
Unknown (熱帯魚)
2017-04-06 13:00:08
こんにちは。
みなみさんは優しいですね。
お父様と会われても大丈夫そうな気がしました。
私は男の人をもっと冷めた目で見てしまうかも
可愛げがない女だと自覚してしまいました。苦笑

「母との接し方」も読みました。
親兄弟との距離の取り方が下手でトラブルメーカー扱いされている私から見ると、みなみさんは賢い距離感を保っているように思えます。
私は遠距離介護中でしたが実家の問題に首を突っ込み過ぎたので、兄弟と距離を置こうと考えています。
母も老いますが、五十路の自分も老いるので無理をすると体の節々から悲鳴が聞こえる。笑
似たような症状なので、みなみさんの健康法も参考にしています。
Unknown (みなみ)
2017-04-06 22:03:18
熱帯魚さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。

私は優しいんでしょうか?
充分冷めた人間だと自覚しているんですけどね。(笑)

家族って、きっといろいろな形があるんでしょうね。

私の健康法ですか?
煙草を吸って緩やかな自殺を試み、
大病が早期に発見されないように健診を拒否し続けることでしょうか?(笑)

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