旅行2

2016-10-18 13:42:57 | 日記
ちばこちゃんは、高校時代の先輩と結婚した。
私が一緒に過ごした大学生のころは、その先輩とつき合っているのか、つき合っていないのか、
よくわからない状態だった。
私的には、私とIGUちゃんの関係と大して変わらないという印象だった。
それなのに、ちばこちゃんはいつもIGUちゃんのことを悪く言っていた。
私の友達でIGUちゃんのことを良く言う人なんていなかったので、それ自体はまっとうな意見だ。
(私とIGUちゃんの関係はそんなものだったから)。
でも、ちばこちゃんに対しては、自分の彼氏と大して変わんないのに、非難するなよみたいな思いがあった。

何年か後に、ちばこちゃんはその彼氏と結婚が決まったと突然のように言った。
私はちょっと驚いたが、ちばこちゃんの想いがかなったんだんと思って嬉しかった。
当時、純粋に祝福だけしていたかどうかはわからないが、
この30年、私はちばこちゃんは「大好きな人と結婚できた人」として存在していた。
そのちばこちゃんが、何度も旦那さまのことをポロクソに言うので、
私はそのたびに、「あんなに大好きだった人のことを、どうしてそんな風に言うの?」と聞いていた。

二日目のランチの席でもそんな話になった。
横からみえこちゃんが言う。
「大好きな人でも、何十年も生活してるとそうなるのよ」。
大好きな人と結婚できなかった私には、どうしてもそれが納得できない。
「大好きな人は何人もいたけど、こうこうこういう状態になると、何とも思わなくなったわ」。
大好きな人が何人も!?
みえこちゃんはきっと、その人たちのことが本当に大好きだったんだろうけど、
どうしても私の中では、「大好きのレベルが違う」と思えてしまう。
みえこちゃんとは、大学時代にそこまで仲良くしていなかったのでよくわからないけれど、
ちばこちゃんのことは、私は旦那さまのことが本当に大好きだったのだと信じていた。
そんなことを話しているうちに、ちばこちゃんが言う。

「(旦那さまは)私のことが好きだった」。
「私は、本当に辛かったことは、友達には言わなかった」。
「みなみは想像力が足りない。私が言ったことをすべてそのまま鵜呑みにしていたのか」等々。
そして、「あの頃はいろいろあって、辛かったので…」と涙をぬぐう。
泣かせちゃった。

そうだよね。確かに私は想像力が足りない。
心の中のことは何でも友達に話して、理解してもらえなくて、孤独になって。
でも、こっちだって泣きたいよ。
私はあなたの言うことを、ずっと信じていたんだよ。
自分のことを好きかどうかわからない大好きな人のことを、想い続けて、
そして想いがかなったんだって。

やっぱり心の中のことは、人に話してはいけないらしい。
そして、人の心の中のことは、想像するものらしい。

まあ、その後も普通に会話して、4人での旅行は楽しく終わった。
(えりかさんとの時はそうはいかなかった)。
私は駅までみんなを送り、一人車で帰路についた。
ちばこちゃんは逆方向だが、後の2人は私の住む町は通り道である。
でも、電車の方が絶対に早いので、行きは現地集合にした。
帰りは急ぐこともないので、どうしようかと話していたのだけれど…。
私は「電車で帰りな」と言ってしまった。
その方が彼女たちも早く家に帰れると思ったからだけれど、
なんだか疲れていたので、一人になりたい気持ちもあった。
煙草も吸いたかった。
一人の子が、喉が弱いので、一緒にいる時は煙草はご法度だったから。
少しわだかまりも残っていた。
後ろの席で2人が咲かせるおしゃべりの花に、運転しながら耳を傾けるのも、
ちょっとだけ辛いような気がした。
でも、一人になってから、やっぱり2人を一緒に乗せてくるべきだったかなと思った。
過分なガソリン代とドライバー手当をもらっていたが、
彼女たちは、我が家の最寄り駅から電車に乗った方が交通費が安くすむ。
(まあ、お金の問題じゃないのだけれど)。

結局私が一番に家に帰り着き、まだ電車の中であろうみんなにグループメッセージを送った。
2人に対しては、「電車で帰らせちゃってごめんねー」。
そして、ちばこちゃんには個人的にメッセージを送った。
短い言葉で自分の気持ちを話した。
ちばこちゃんも本音(だと思う)を少し返してくれた。
「また仲良くしようね!」で、通信を終えた。

でも、その後で、ちばこちゃんは、私の言葉を違う意味で受け取ったかもしれないなあと思った。
そんなにくどくどと説明するようなメッセージを送ったわけではないので。
でも、これ以上何か言うとややこしくなると思って、そのままにした。
そこで、思ってしまった。
えりかさんだったら、ここでくどくどと言い訳をしてくるんだろうなって。
今の私には、えりかさんの考え方も少しはわかるので、
どういうつもりで、そういうことをするのかはわかる。
でも、多分、わかっていても聞きたくないと思う。

改めて思った。私は倖せだなあって。
もちろん、彼女たちが私より不幸だなんて思ってはいない。
みんな、それぞれに今は倖せだと言っていた。
私の価値観的には、私の方が倖せなのだ。
こんな価値観を持って育ってきたこと、
そしてそれを倖せなことだと感じられるように仕向けてくれた神様と守護霊さまに感謝だ。
そう感じられるようなゆとりを持った環境で過ごせたこと。
たとえ、周りの人たちとは違った価値観で、理解してもらえなくても。

夜遅くまでグループでの通信が続く。
「定期的に企画しようよ」。
「今度はあそこに行きたい」。
みんな毎年出かけて行きたいという勢いだ。
私はしばらくはいいかなと思ってしまう。

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