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国家資格に挑戦中の私。日々、迷いや物忘れとの闘い…。
そんな自分の健忘録とまとめのノートを兼ねてます。

★契約(各論)売買効力『担保責任』★

2017-05-12 14:48:15 | Have to do
★契約(各論)売買効力『担保責任』★
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
Keywords
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
・売買時の売主の義務(560)
 「他人物売買」=債権的に有効(当事者間では有効)
        →売主に権利取得義務発生
 ①「権利を取得する」→ ②「買主に移転する」

・売主の担保責任
 =『売主が買主に権利を移転できないとき』
  『売主が給付した目的物or権利に瑕疵があるとき』

・債権の売主の担保責任
 [原則]:「瑕疵」の中には「債務者の無資力」は該当しない。
      =売主(債務者)は担保責任を追わない
 《例外》:買主(債権者)との間で特約をする
      [単に資力の担保]:債権売買「契約時」の資力の担保と推定
      [弁済期未到来の債権に将来の債務者資力を担保]:
       弁済期における資力の担保

・【債務不履行責任(415)】/【担保責任(570.566)】比較
   後発的不能  /適用範囲/ 原始的不能
   過失責任   /帰責事由/ 無過失責任
 ①損害賠償請求  /責任内容/ ①損害賠償請求
 ②追完請求    /責任内容/ ②無催告解除
 ③解除(催告必要)/責任内容/
   履行利益  /損害賠償範囲/ 信頼利益
   10年(167)  /期間制限/  1年(566)

・売主担保責任=同時履行の抗弁権(533)準用

・担保責任を負わない旨の特約(572)
 [原則]:売主の担保規定=任意規定=特約排除「OK」
 《例外》:▲以下、信義則に反する時は排除「NG」
   売主:物、権利の瑕疵、数量不足etc...知りながら伝えないとき
     :自ら目的物の全部、一部を第3者に譲渡、他物権を設定時

・代金支払期限(573)=目的物引渡期限(双務契約なので当然!)
・代金支払場所(574)
 [原則]:債権者の住所(484) →持参債務
 《例外》:目的物同時にに支払う時→目的物引渡場所

・果実の帰属/代金利息の支払
  [目的]
   :果実と目的物管理費用の差額を代金利息と簡易清算すること
 《目的物から生じた果実》
 「売主」:引渡前
 「買主」:引渡日からの利息を支払う義務あり
   「売主が引渡遅滞時」→引渡までは使用、果実取得OK
   「買主が代金支払遅滞」→売主は引渡までの利息の支払い「不要」
 先履行:「引渡」→「買主」代金支払
 (引渡「あり」なので果実収取権は買主へ+利息支払権発生)

・買主代金支払拒絶権
《権利を失う恐れがある場合(576)》
 [原則]:危険の限度に応じて、代金全部or一部の支払拒否「OK」
 《例外》:売主が担保提供時
《抵当権等の登記がある場合(577)》
 買主:担保物権消滅請求の手続が終わるまで、代金支払拒絶「OK」
 売主:担保物権消滅請求をすべき旨の請求(代金供託OK(578))
  (*買主に担保物権消滅請求をする義務はない)

◇◆◇◆[各種の担保責任の内容]◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【全部他人の権利(561)】
ーーーーーーーーー《善意》/《悪意》ーーーーーー
   除籍期間:     なし
代金減額請求権:      ×
    解除権:      ○
損害賠償請求権:  ○  /  ×
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*売主側に「故意/過失」等の帰責事由は必要「ない」
*売主の帰責事由ありで履行不能=悪意の買主も損害賠償OK
*買主の帰責事由ありで履行不能=売主側の担保責任発生しない
『他人の権利売買における善意の売主の解除権(562)』
対:「善意」の買主=損害賠償+契約の解除
対:「悪意」の買主=売却権利を移転できない旨の「通知」+契約の解除
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【一部他人の権利(563)】
ーーーーーーーーー《善意》/《悪意》ーーーーーー
除籍期間(1年):知った時〜/契約時〜   (←!注意!)
代金減額請求権:     ○      (← 不足分の割合に応じて)
    解除権:  ○*1/  ×   《*1》残存部分のみなら
損害賠償請求権:  ○  /  ×    買い受けなかった時
        (↑損害賠償のみの請求もOK)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【数量不足/一部滅失(565)】
ーーーーーーーーー《善意》/《悪意》ーーーーーー
   除籍期間:知った時〜/ ー
代金減額請求権:  ○  /  ×
    解除権:  ○*1/  ×
損害賠償請求権:  ○  /  ×
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*代金増額請求はできない!!
*数量指示して売買時(563準用)
*不足/滅失を知らなかったとき(564準用)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【用益権による制限(566)】
ーーーーーーーーー《善意》/《悪意》ーーーーーー
除籍期間(1年):知った時〜/ ー
代金減額請求権:  『 × (不可) 』     (←!注意!)
    解除権:  ○*2/  ×   《*2》契約目的を達する
損害賠償請求権:  ○  /  ×    事ができなかったとき
(↑契約の解除ができないときは損害賠償のみ請求OK)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*地上権、永小作権、地役権、留置権、質権、賃借権(対抗力あり)
*これらの権利以外の権利で制限されているとき
  =売主の瑕疵担保責任(570)で処理する
*裁判外での権利行使でもOK
  =発生債権は10年の一般消滅時効にかかる
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【担保権による制限(567)】
ーーーーーーーーー《善意》/《悪意》ーーーーーー
   除籍期間:     なし
代金減額請求権:     ○
    解除権:     ○(所有権喪失)
損害賠償請求権:     ○(所有権喪失、保存)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*先取特権、不動産質権、抵当権
*第3者弁済や抵当権消滅請求によって買主費用支出=費用の償還請求OK
*買主担保権の存在に悪意→売買代金が被担保債権の額分の控除がされている時
 =買主は支出費用の償還請求不可
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【強制競売のおける買受人(568)】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*適合する形で契約解除・代金減額請求
  全部他人の権利 (561)
  他人の権利売買における善意の売主の解除権 (562) 
  一部他人の権利 (563)
  563条の権利行使期間 (564)
  数量不足/一部滅失 (565)
  用益権による制限 (566)
  担保権による制限 (567)

*[原則]:損害賠償請求「NG」
 《例外》:損害賠償請求「OK」
      債務者:物・権利の不存在を知りながら申出なし
      債権者:上記を知っておきながら競売請求
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*責任義務
 1次的→債務者
    (無資力ならば…)
 2次的→競売で配当を受けた「債権者」が代わる

*借地権付建物
 強制競売時借地権が存在していない
 →買受人建物買受の目的を果たせない&債務者無資力
  →契約解除、売買代金配当を受けた債権者に返還請求できる。
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【隠れた瑕疵(570)】
ーーーーーー《善意無過失》/《悪意》ーーーーーー
除籍期間(1年):知った時〜/ ー
代金減額請求権:     ×
    解除権:  ○*2/  ×
損害賠償請求権:  ○  /  ×
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*用益権による制限 (566)を準用 (▲強制競売時を除く)
*契約上の瑕疵、法律的な瑕疵も含む
*「建物」、「敷地」の賃借権が目的
  →「敷地」に欠陥あり=瑕疵担保責任追及「NG」
*売主の担保責任+損害賠償請求をする意思
 売主に対して、明確に告げる必要あり(裁判上の行使は不要)
*消滅時効規定適用あり=「目的物引渡しを受けたとき」から進行
*錯誤(95)成立時には担保責任の規定は排除される
(*見解問題出題あり「法的責任説」)
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類似words
債務不履行責任
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(2回目)
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