今夜は1つクイズを。以下のカタカナに共通していることはなに?
ガスイサン
ガスセプト
ガスター
ガスドック
ガスペラジン
ガスポート
ガスメット
ガスリック
ガモファー
クリマーゲン
ケミガスチン
ケラモ
ストマルコン
チオスター
ファスタニール
ファモガスト
ファモスタジン
ファモチジン
プロゴーギュ
ブロスターM
モミアロン
これらはすべて、一般名ファモチジンという同じ成分の薬の商品名というのが答えだ。20年ほど前に、消化性潰瘍の治療を一変させたH2ブロッカーと呼ばれる分類群の薬だ。この分野の薬が登場してから、胃潰瘍は手術で治す病気から、薬で治す病気に変わった。
これらがすべて同じ薬だと分かるのは、よほどマニアックな薬剤師さんだろう。と言うよりも、私自身も高血圧の治療を受けている患者なので、「こんな商品名リストを覚えている暇があったら、もっと大切な文献を読んでください!」と主治医にも薬剤師にも注文をつけたいくらいだ。
医薬品相互作用の翻訳書を編集するために、やむなく国内で販売されている薬の商品名索引を作っているのだが、ジェネリック医薬品メーカーはよくもまあこんな名前を付けるものだと、感心したりあきれたりしている。
医師だって、知らない名前の薬を処方することはあるまい。わが国でジェネリックが普及しなかったのは、ある意味で当然だと思う。紛らわしい名前の薬も少なからずあるため、万一薬の取り違えがあったら大変だ。何度も処方している慣れた薬の名前を処方箋に書くのが普通だろう。
ところが今年の4月から、厚生労働省は処方箋の書式を変えるという手段に踏み切った。ポジティブオプションをネガティブオプションに変更したのだ。従来の書式では、「ジェネリックに変更可」欄があって処方医がチェックすることになっていた。その項目がなくなって、代わりに「ジェネリックに変更不可」欄ができたそうだ。
今までは、「変更可」欄にサインがなければ、調剤薬局でジェネリックに変更することができなかったが、これからは「変更不可」欄に医師のサインがなければ、調剤薬局でジェネリックに変更できるようになる。ただでさえいそがしい医師は、書類を書くのに余計な時間を取られたくないだろう。だからジェネリックに変更可の処方が増えるはずだ。これが厚生労働省のもくろみである。
さて、実際はどうなるだろうか? 少なくとも私はまだ、調剤薬局でジェネリックを勧められたことはない。調剤薬局が在庫のラインナップをジェネリック中心の品揃えに変えるには大変な勇気がいるだろう。
少なくとも私自身が調剤薬局でジェネリックを勧められたら、薬剤師さんに溶出試験と生物学的同等性試験のデータを説明しろと言うだろう。それに答えられないような薬剤師なら、医薬分業の意味がない。
現時点の私の予想としては、ジェネリックの使用率は微増にとどまるのではないかと思っている。政策で動機づけを提供しても、世の中は往々にして官僚の予想通りには動かないからだ。
ガスイサン
ガスセプト
ガスター
ガスドック
ガスペラジン
ガスポート
ガスメット
ガスリック
ガモファー
クリマーゲン
ケミガスチン
ケラモ
ストマルコン
チオスター
ファスタニール
ファモガスト
ファモスタジン
ファモチジン
プロゴーギュ
ブロスターM
モミアロン
これらはすべて、一般名ファモチジンという同じ成分の薬の商品名というのが答えだ。20年ほど前に、消化性潰瘍の治療を一変させたH2ブロッカーと呼ばれる分類群の薬だ。この分野の薬が登場してから、胃潰瘍は手術で治す病気から、薬で治す病気に変わった。
これらがすべて同じ薬だと分かるのは、よほどマニアックな薬剤師さんだろう。と言うよりも、私自身も高血圧の治療を受けている患者なので、「こんな商品名リストを覚えている暇があったら、もっと大切な文献を読んでください!」と主治医にも薬剤師にも注文をつけたいくらいだ。
医薬品相互作用の翻訳書を編集するために、やむなく国内で販売されている薬の商品名索引を作っているのだが、ジェネリック医薬品メーカーはよくもまあこんな名前を付けるものだと、感心したりあきれたりしている。
医師だって、知らない名前の薬を処方することはあるまい。わが国でジェネリックが普及しなかったのは、ある意味で当然だと思う。紛らわしい名前の薬も少なからずあるため、万一薬の取り違えがあったら大変だ。何度も処方している慣れた薬の名前を処方箋に書くのが普通だろう。
ところが今年の4月から、厚生労働省は処方箋の書式を変えるという手段に踏み切った。ポジティブオプションをネガティブオプションに変更したのだ。従来の書式では、「ジェネリックに変更可」欄があって処方医がチェックすることになっていた。その項目がなくなって、代わりに「ジェネリックに変更不可」欄ができたそうだ。
今までは、「変更可」欄にサインがなければ、調剤薬局でジェネリックに変更することができなかったが、これからは「変更不可」欄に医師のサインがなければ、調剤薬局でジェネリックに変更できるようになる。ただでさえいそがしい医師は、書類を書くのに余計な時間を取られたくないだろう。だからジェネリックに変更可の処方が増えるはずだ。これが厚生労働省のもくろみである。
さて、実際はどうなるだろうか? 少なくとも私はまだ、調剤薬局でジェネリックを勧められたことはない。調剤薬局が在庫のラインナップをジェネリック中心の品揃えに変えるには大変な勇気がいるだろう。
少なくとも私自身が調剤薬局でジェネリックを勧められたら、薬剤師さんに溶出試験と生物学的同等性試験のデータを説明しろと言うだろう。それに答えられないような薬剤師なら、医薬分業の意味がない。
現時点の私の予想としては、ジェネリックの使用率は微増にとどまるのではないかと思っている。政策で動機づけを提供しても、世の中は往々にして官僚の予想通りには動かないからだ。










