マダムLinのほろ酔いトーク

映画と小説の日々

夢って鼻先の人参?

2017-03-20 18:56:07 | Weblog
子どもの頃、大きくなったら何になりたい?と、イヤになる程聞かれた。
男子なら野球選手、科学者、女子はお嫁さんとか、花屋、ケーキ屋といったところか。

わたしは中学生まで看護婦になりたいと言っていたらしい。
さすがに高校生になると、向き不向きがわかってくる。
文学部を選んだ時点で、看護婦さんはしぼんだ夢となった。
身の丈に合った職業選択を考えるようになり、大学在学中に司書の資格を取る。

名古屋市立図書館の司書に採用された時は嬉しかった半面、本当にこれがやりたいことだった?との疑問が点滅していた。

やりたかったことではなく、出来そうなことが判断基準だったのではないか。
図書館という現場は当然のことながら、理想とは全然違う。
知り合った夫に結婚を申し込まれたのをいいことに、1年持たずに退職、われながら情けない社会人スタートだった。

紆余曲折を経て、田舎の図書館司書に返り咲き、早いものでもう17年。
それでもこれが天職とは思えず、志半ばで諦めたことが、時々頭をもたげる。



あと何年生きられるのかわからない歳になって、今更自己実現したいとも思わないが、図書館にいればいやでも児童文学賞の募集要項が目につく。

その度に、心がざわめく。
まだ間に合うんじゃない?と囁く声がする。

いまさら看護師には逆立ちしてもなれないが、文学賞なら応募出来そうな気がする。
日本語なら死ぬまで書ける。
日本人なら誰だって書ける。

だからと言って、誰でも小説が書けるわけではないことは、嫌という程わかっているはずなのに。

夢という人参がないと走れないからか。
還暦過ぎて、まだ仕事の夢を追う往生際の悪さ。
永遠に追いつかない人参をぶら下げているのは自分自身だということに、いい加減気がつかなきゃね。
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