マダムLinのほろ酔いトーク

映画と小説の日々

ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK ‐ The Touring Years

2016-10-08 22:28:10 | Weblog
観たい観たいと思っているうちに、気付けば夜しか上映されていなかった。世界中を席巻したビートルズなのに。

最寄りの映画館では午後5時5分から上映。
自宅から40分歩き、更にショッピングで小1時間を費やし、映画館のシートに座ったのは上映10分前。
これは絶対寝てしまうなと覚悟した。

が、2時間以上の上映時間はタイムマシンに乗ったような不思議な時間となった。
もう半世紀も前になるのか。
リバプール出身の4人の若者は、美しく恐れることを知らず、才能に満ち溢れていた。
同時代を生きながら、その熱狂には距離を置いていた真面目な女子中学生だったにもかかわらず、流れるヒットナンバーは全て知っていた。
それがビートルズなのだ。
その音楽性を、シューベルトではなくモーツァルトに例える一節があった。
駄作がない。
改めて聴いても、その曲の魅力に軽い興奮を覚える。

その影響力が増すことに比例して、世間の風当たりもまた強くなり、恐いもの知らずの若者もいつしか家族を持ち、その亜流も多く生まれた。
日本では、グループサウンズ。

あの頃の少女たちは、どうしてあんなに絶叫したのだろう。
裏返して言えば、絶叫しない少女もまたいたに違いない。
後者のわたしは考える。
あの時絶叫していたら…

言葉にならない思いを、叫ぶことで発散した少女も、発散しないまま心の奥底で理不尽を飼い慣らした少女も、今は等しく歳を取り、人生舞台の終末期を迎えているはずだ。

映画を観て改めて、絶叫する女の子の気持ちを理解できたような気がする。

ジョンも、ポールも、リンゴもジョージも、みな若く美しい。
無心に駆け上がって行った頃の彼らに、恋するわたしがいた。

遅すぎるにも程がある(笑)
でも、間に合ってよかった。

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