マダムLinのほろ酔いトーク

映画と小説の日々

近くて遠い場所

2017-05-18 21:13:36 | Weblog
それは三重県。
岐阜県の住民にとっては。

桑名も津も、四日市も半世紀以上生きていて、行ったことがない。

検索すれば、桑名は大垣から養老鉄道で行けるらしい。
けれど、1時間以上かかる。

同じ費用と時間で名古屋経由で行けることもわかった。

迷う。
迷った末に、これに乗った。



養老鉄道に乗るのは初めて。
岐阜県人にとって、三重は本当に近くて遠い場所。

三分おきに停まっている。
始発の大垣では通学の高校生で賑わっていた車内、降りる客はいても乗る客はなく、ついに美濃高田駅で乗務員以外はみな降りてしまった。

つられてわたしも降りる。



気楽な旅だもの、それもいいか。

ウロウロしていたら、猫に出会った。
気楽な旅ならお付き合いしますよ、という。

村上春樹の「騎士団長殺し」の第一部を読み終えたところ。
地上1.5センチほどの浮遊感はあるかもしれない。

誘いに乗ってみるのも悪くない。
わたしの中の「騎士団長」がそう言った。

猫が連れて行ってくれたのは、ルパンブルーというカフェ。
腹が減っては戦が出来ぬということか。



パンの焼ける香ばしい匂いがする。
猫はコーヒーよりもパンの香りに敏感らしい。



猫の「騎士団長」に、ドライブに誘われる。
いったいどこに連れて行くつもりなのか。
身の危険よりも好奇心が勝ってしまうのはわたしの悪いクセだ。

白いトヨタ車は伊勢湾岸道路に向かった。



いくつもの吊り橋を潜り抜け、猫の町、常滑へ。



なんと、猫はギャンブラーだったのか!



いや、本命に賭けて大外れしているところを見れば、たいしたことはないかもしれない。


次に猫が行ったのは、酒蔵だった。



化け猫は脂を舐めるというが、酒好きだったのか。

いやいや、酒好きなのはわたしの方。
猫はそれを知って連れて行ってくれたらしい。



試飲する姿を隠し撮りされていたとは!
ああ、恥ずかしい。

猫は味噌田楽に舌鼓を打っていた。



逃げるなら今だ。
蔵元の前に広がる三河湾。



猫はどうせ土管に潜って惰眠をむさぼっていることだろう。



と、油断したのがいけなかった。

こんな写真を撮られていたとは!



前途多難な旅が続きそうだ。











ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 左手に力が入らない⁈ | トップ | 常滑ガウディ、やきもの散歩道 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。