中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

小さな企業で会っても、社外に後継者を求めている!

2014年08月26日 05時31分20秒 | 中小企業白書(2014年版)を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2014年版)252ページ「第3-3-9図 後継者の育成期間」をみましたが、今日は254ページ「第3-3-11図 内部昇格による事業承継の企業規模(従業員規模)別の内訳の推移」をみます。

内部昇格による事業承継について企業規模(従業員規模)ごとの内訳の推移を見ると、構成比に大きな変化はないことが分かります。

次に、外部招へいによる事業承継を見ると、従業員規模10人未満の規模の小さな企業が占める割合が、近年上昇してきていることが分かります。

この背景について白書は、少子化が進む中で、従業員数が少ない規模の小さな企業が、自社の中で後継者を確保することができずに、社外にまで後継者を求めている動きがあるものと推察される、としています。

また白書は、中小企業白書(2013年版)によれば、中規模企業では約4割、小規模事業者では6割超が親族内で事業承継を行っており、規模の小さな企業ほど親族への承継を検討する者が多いという結果となっているが、長期的なトレンドを見ると、親族外の第三者承継が存在感を増してきていることが分かる、とあります。

とはいいつつも、従業員の少ない小規模事業者が外部から後継者を招き、新体制として発展させることができるのでしょうか。

この点について白書はどのように考えているのか、明日から見ていきたいと思います!
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