中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

農産加工場で製造している主な加工品

2013年01月21日 05時09分06秒 | 2012食料・農業・農村白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「6次産業化の運営主体」についてみましたが、今日は、「6次産業化による加工品」をみます。

農産加工場で製造している主な加工品をみると、全国では野菜加工品(野菜漬物等)が27%と最も多く、次いで果実加工品(果実漬物、乾燥果実等)25%、茶8%、穀類加工品8%、調味料等(調味料及びスープ)6%となっており、この5品目で全体の7割を占めていることが分かります。

これを運営主体別にみると、農業協同組合では調味料等の割合が28%と最も高く、その大半をみそが占めておいます。

株式会社等では野菜加工品(野菜漬物等)の割合が16%と最も高く、次いで茶が13%となっており、「アルコールを含まない飲料」が7%と他の運営主体に比べて高くなっているのも特徴です。

法人化していない農家では、野菜加工品の割合が29%と最も高く、次いで果実加工品の27%となっており、このうち野菜漬物が21%、果実漬物が12%と漬物で全体の3割以上を占めています。

これらを整理すると、農業協同組合といった組織の規模が大きくなるほど生活必需品を生産することで確実に固定費を回収しますが、組織の規模が小さくなるほど設備投資を抑えていることが分かります。

つまり、自社製品がある程度の売上高まで達する見込みがあれば、思い切って設備投資することが利益をより高めるということであり、この判断には”損益分岐点売上高”の視点を取り入れてみると良いと思います。
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