中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

IT投資は業務の棚卸につながる!

2016年09月28日 04時30分33秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)139ページ「第 2-2-13 図 高収益、低収益別に見た IT 投資の効果」をみましたが、今日は140ページ「第 2-2-14 図 高収益、低収益別に見た IT 投資の効果を得るために有意であった取組の実施状況」をみます。

下図からIT投資前後に行った取組のうち、投資効果を得るために有意であった取組を高収益企業と低収益企業で比較したものを見ると、高収益企業と低収益企業では、「IT導入に併せた業務プロセス・社内ルールの見直し」、「IT導入に対しての各事業部門、従業員からの声の収集」、「IT導入に向けての計画策定」、「IT・業務改善等についての社員教育・研修の実施」、「ITの段階的な導入・導入後のモニタリング」等の取組状況に大きな違いがあることが分かります。

これらを踏まえ白書は、ITを導入する際に、業務プロセスや社内ルールの見直しを行い、各事業部門や従業員から意見・情報を収集するとともに、従業員に関連教育を行いながら、段階的・計画的に実施すること、さらにIT導入後も投資の事後評価を実施することが重要であると考えられる、としています。

「昔からやっているから」という説得力がない理由にもかかわらず、長く引き継がれている業務がありますが、IT投資を行うことで業務の全体の棚卸につながるということですね!

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