中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

2年前の「6重苦」から何が変わったのか?

2013年08月24日 07時20分11秒 | 2013ものづくり白書を読む!
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2013年度ものづくり白書 34ページの「国際経済・貿易に関するモデル」をみましたが、今日は36ページの「国内生産の縮小及び海外への生産シフトの要因」をみます。

企業が国内生産を縮小する、あるいは海外への生産シフトを促す要因を見ると、国内要因では「円高」、「人口減少、国内市場の縮小」、「国内の電力コストの高さ」、「国内の法人税率の高さ」、海外要因では「取引先の海外展開」を挙げる回答が多く、「影響する」と「大いに影響する」とを合わせると80.1%に上っていることが分かります。

2011年版ものづくり白書に(1)円高、(2)高い法人税、(3)自由貿易協定への対応、(4)製造業への派遣禁止、(5)二酸化炭素を2020年までに25%削減する環境規制強化、そして(6)震災という「6重苦」という言葉が登場していますが、それから二年経った今、何も解決したようには感じられません。

要するに、企業自体が高い競争力を持たないと日本のものづくり産業の復活はないということですね。
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