8月末に行ってから、また行きたくてお嫁さんはうずうずしていたようですが、今回も予約を入れたのはぼく。人気のお店ですが、不思議と一発で取れました。
仕事を片付けて、金曜の夜に張り切って出かけるとお嫁さんはまだ移動中。指名しておいたワインはどうしましょうかと気を遣っていただきながら、まずは白ワインをグラスで一杯。前回と同じくオーストリアの白ワイン。
ようやくお嫁さんが到着したところで、赤ワインの方は開栓。料理はお任せコースをお願い。一週間がんばったのは、この日のため。どんな料理が出てくるのか楽しみです。
「鶏のコンフィとジャガイモ」
一品目はアミューズ。やはり、お酒が進む味。
「サンマの瞬間燻製 アボガドのソース」
ぼくの二品目は、サンマの瞬間燻製とジャガイモを使った料理。上に乗っているのがアボガドです。回りにはやはり瞬間燻製の卵。サンマは塩焼きが一番おいしいと思っていたぼくの固定観念を覆すほどのインパクト。お嫁さんとシェアしないで独り占めしちゃおうかと思いましたが、間違いなく家庭内の不和につながります。塩加減が絶妙でした。
「北海道産のボタン海老 アボガド トマトのソース」
お嫁さんの二品目は、シェフの心意気のこもった料理。後で木下シェフもおっしゃってましたが、立派なボタン海老を食べて欲しいという意思がはっきりと出ています。アボガドがやさしく、トマトのソースがいいアクセント。
「ポロ葱のブラン・マンジェ ウニとオマール海老 オマールエビのスープ」
三品目はポロ葱が主役の料理。ブラン・マンジェはポピュラーな料理ではありますが、この料理はポロ葱がやさしかった。それを包むオマールエビのスープのは濃厚。ウニも贅沢です。
Château Léoville Poyferré 2001
Saint Julien
この日の最大のお目当てはこのワイン。第二級のワインですが、比較的リーズナブルなので指名をしておいたのです。最初に印象的だったのはやさしい味わい。しかし、途中から酸味が強くなり、タンニンガ主張して苦みが強くなりました。最後は、すべてが丸くなりましたが、2001年というビンテージを考えると、飲み頃というには正直早いのでしょう。あと五年して飲んでみたいところです。
お嫁さんに出た三品目の料理は、豚足をこんがり焼いたもの。実は、木下シェフのお薦めだったのですが、ぼくは豚足が苦手なので遠慮しました。
白インゲンと生ハムの煮込みに卵と香草を加えたソースがおいしそうですが、実際においしかったです。さらに豚足はかなりかりっと焼いてあるので、苦手なぼくでも完食できたかもしれません。しまったと思ったものの後悔先に立たず。
四品目は鴨のパテとマンゴー。鴨のパテの上に光っているのは蜂蜜です。右上にあるのは玉葱のソルベ。右の鴨がお肉の味が濃くて満足。鴨大好きな友人のことを話しました。彼女がいたら喜んだろうねって。
なお、パテの上に帯のように見える黄色いのは鴨の脂だそうです。
「穴子と大麦のリゾット マスカルポーネのチーズと種々のスパイス」
いよいよ五品目。八月にも登場した穴子が再び現れました。大麦のリゾットが心地よい。スパイスもきいていました。
「アンコウとバジルのスープ」
これを逃したらかなり悔しかったと思います。アンコウのエキスをスープで根こそぎ拾う贅沢。エリンギの食感がいい。冷製に書いていますが、実際は興奮するほどおいしかった。
「鴨のパイ包み焼き」
メインはなんと七皿目。アンコウで実はお腹がかなりいっぱいになっていたため、七皿目に突入したときにはかなりお腹いっぱい。それに加えて赤ワインがおいしくていい気分。
それでも、鴨の味がおいしかった。四品目とは違った鴨の味わい方が楽しめます。パイで包んだことで、鴨の肉の濃さが凝縮された感があり、濃厚そのもの。腹ぺこ隊だったら、がつがつ行けただろうにと思うと今でも悔しい。写真を見ると、そのときの濃厚さが蘇ります。
「自家製アンドゥイェット 秋トリュフをのせて」
こちらはお嫁さんのメイン。豪快にトリュフが載っています。いいんだろうか? 木下シェフがおっしゃってましたが、「まるで冬トリュフのような風味」。トリュフに隠れているのはアンドゥイェット。シェフの特徴が現れる料理です。
ぼくも少しいただきましたが、本当にシェフの個性が出るものだなと感心。
こちらはお嫁さんのデセール。
そして、こちらはぼくのデセール。前回、お嫁さんがぼくに分けずに食べてしまったので、今度こそリベンジ。マンゴーはぼくのもの。
終わってみるとお腹いっぱい。シェフやソムリエさんと楽しくお話をしてお腹いっぱいになってお店を出ました。来年の一月までにはまた戻りたいお店です。