L Diary

ヒビコレ雑感。

2012.05.23 『噺家のはなし』出版記念落語会

2012-05-23 | 落語2010〜
紀伊國屋ホールにて。19:00〜21:00

●きつつき 代書屋
●一之輔  青菜
●白酒   船徳
●広瀬編集長・白酒・一之輔・きつつき・えり トーク


広瀬さんの新刊『噺家のはなし』出版記念落語会。
ロビーには挿絵として南伸坊画伯が描いた噺家さんの似顔絵が50〜60枚ぐらい展示されていました。
一之輔さんいわく
「さん喬師匠のは桃太郎師匠の写真みて描いたとしか思えない」
とのことでしたが、一之輔さんのほうがもっと似てなかったw。
同率二位ぐらいに「似てね〜」と思ったのは白鳥さん。
すごく似てる組は文左衛門さん、菊之丞さん。扇遊師匠も。
気を使って描いてると思ったのは喬太郎さん、勢い勝負は談春さん(これ笑った!)。
とにかく挿絵を見るためだけでも買いたくなる本です。
開演前にすでに100冊売れたそうで。(でもトークの最中にえりさんが「あとの300冊(人)は?」と客席にプレッシャーをかけるw。)

きつつきさんは相変わらず面白い。大汗かいているのが間近じゃなくてもわかる、そんな勢いのある高座。
代書屋は、ラブレターを書いてほしい人がきたり、履歴書途中まで書いてから連れの分だということがわかったりと、かなり変わった形。
トークで明らかになったのですが、教えたのは白酒さん!(本人も忘れてて「これ誰の形だろうね?」と楽屋で一之輔さんと話していたそう。)
稽古は両国亭で!ww しかもあげてるんですって!www

一之輔さんは青菜。暑かったもんね。

白酒さんもやっぱ夏の噺、船徳。若旦那〜、がんばって〜。ああ、もうこの季節なのね。


仲入りなしでトークに。
下手から司会の広瀬編集長、白酒さん、一之輔さん、きつつきさん、えりさんという並び。
白酒さんと一之輔さんは偶然だろうけどほぼ同じ色目のお着物(ベージュっぽい)で、その後の展開も含めコンビのようでした。
編集長が一人ずつ話を振って行くのだけど、白酒、一之輔のところで盛り上がっちゃって進めない。
きつつきさんまでたどり着けないかと思いました。でもその後は終始きつつきさんがいじられ役だったんだけど。
「(円楽党は寄席に出られないので)寄席の噺はしないでください」
に対して
白酒・一之輔コンビから「土手組」という容赦ないツッコミがw

(一之輔さんの青菜に出てくる)タガメ夫人というくすぐりが後世に残ると面白いね、という話から、平成の時代に一之輔という噺家が作ったくすぐりである、と15代目広瀬和生が言う、なんて。
最後に本の購入者向けの広瀬さんのサイン会があるので、その告知を広瀬さんが。
「僕のサインなんて欲しいという方はいらっしゃらないと思いますが・・。」
にすかさず
白酒「髪の毛つけます」
一之輔「血でサインします」
GJ!

その他
・イベントで紀伊國屋ホールを貸してくれることはなかなかない。普通は空いてたらサザンシアターで、って言われる(白酒)
・ということは売れると踏んでるってことですよ(白酒)
・私のことはいいですから本の話しましょうよ(えり)
・本の中身話しちゃうと売れなくなっちゃうんだよ、川柳師匠のみたいに(白酒)
・いつライブ行ってるんですか?(白酒)
・それじゃ聞きに行かずに評論書いてる落語評論家と一緒じゃないですか(白酒)
楽しい会でしたw
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2012.05.20 鈴本 夜の部

2012-05-20 | 落語2010〜
鈴本演芸場にて 

●市助   転失気
●歌太郎  金明竹
●和楽社中(和楽・小楽・小花)
●鬼丸   新・岸柳島(訂正しました)
●さん喬 子ほめ
●ひびきわたる キセル漫談
●馬石   堀の内
●一之輔  雛鍔
 仲入り
●ホームラン 漫才
●文左衛門 夏泥
●二楽   鋏試し:桃太郎、厳島神社、かぼちゃ
●歌奴   谷風(佐野山)(訂正しました)

日曜の夜、かなり薄い客席でした。
市助さん、最初は誰だかわからず。
私の位置からはめくりが見えにくくて、上の字は『市』と読めたので市馬師匠の新しいお弟子さんかと思ったぐらい。
髪の毛を短くしたこともありましょうが、何よりそこはかとない暗さが払拭されています。噺の運びにも緩急がついて、第一本人がやってて楽しそう。かなり細かいニュアンスもきっちり出していて、聴いていて楽しかったです。いや〜、いつのまに。嬉しいサプライズ。

歌太郎さんはややさぐりさぐりのマクラから金明竹でした。

和楽社中は今席は新宿では和助さん、上野は小花さんという住み分けなのかな。相変わらず小花さん磐石。

鬼丸さんは久しぶりに見たらモヒカンになってた。噺は何年か前のにぎわい座の落語教育委員会で聞いた話。演目わからず。(後日歌奴さんのブログで演目判明。)でも面白い。

若手中心の番組の中で唯一ビシッと締める役回りのさん喬師匠。
なんと子ほめ。ベテランのやる前座噺の丁寧さを堪能しました。

ひびきわたる先生は小菊さんの代演。久しぶりに拝見しました。

そして本当だったら文左衛門さんの出番に馬石さん。
大ネタもいいけど、こういう軽めの噺に馬石さんのちょっとしたひょうきんな部分が乗っかるとより楽しい噺になります。

仲トリは一之輔さん。先ほど50日に渡るお披露目の千秋楽を迎えたことは口にはしたけれど、演じっぷりには浮ついたところはまるでなく、むしろ表情は厳しくすら見える。今舌打ちした?相変わらずおかしい。

ホームランさん、客席に聞いたら今日は広島出身のお客様が2組も。
そのうち1組は金環日食を見るために東京にいらして、そのついでに時間があるから寄席に来てみたんだそうです。そのゆとりがうらやましい。

文左衛門師匠は扇辰さんの出番へ。夏泥。だいたい毎年初夏泥は文左衛門さんになることが多いけど、5月ですよ、あ〜た。
今年は一之輔さんの青菜といい、夏泥といい、気持ち季節が繰り上がってる気がします。
そうこう言いつつも文左師匠の夏泥はやっぱ聞かせるな、というのをしみじみ思った今日でした。

二楽さんの出囃子って正楽さんと同じ(琉球)なんだということにいまさら気づきました。
OHPが新型の薄いのになっててびっくりしました。
二枚ともすごく時間をかけて丁寧に切ってました。かぼちゃはハロウインテイストで。

歌奴さんもとても久しぶりです。
今日がお相撲の千秋楽だったからなのか、佐野山を。
実際今場所初日に見に行ったそうです。
お相撲が好きで、体も大きくって、声もよくて、と歌奴さんにはぴったりの噺でした。
兄弟子の歌武蔵さんもそうだけど、歌奴さんも悪い人の出てこない噺が似合います。
それにしても市馬師匠といい、大分出身の噺家さんはなんで声がこうもいいのかしらね。


歌奴さんのブログでは『谷風(佐野山)』としてあったので、合わせて訂正しました。

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2012.05.08 立川談春アナザーワールド14

2012-05-08 | 落語2010〜
成城ホールにて。19:00〜21:23

●こはる&春太 ご挨拶
●談春     品川心中
 仲入り
●談春     宿屋の仇討ち

前日(初日)が終演21:30と大幅に伸びてしまったため、今日は前座さん二人の噺はカットになったのだそう。
それでも結局終演が同じぐらいとは、どんだけ喋りたかったんだ談春さんw
(まだ喋り足りなさそうだった。)

こはるさんと春太さんは正式に二つ目昇進の報告と、6/3に披露目の会を国立演芸場でやるという告知。4分ぐらいで下りた。

高座にあがっての談春さんの第一声、今の挨拶を聞いてまた取り消しにしてやろうかと思った(w)って。
なんだか疲れてる感じ。
品川の白木やの板頭をつとめたこともあるお染。
何も容色が衰えるのは女性ばかりではないですな、と挟み込んだエピソード。
このあいだ眠れなくて夜中にyoutubeで北野ファンクラブ(談志ゲストの回)を見たら、高田先生もたけしさんも若くてきれいだった。あれはもてただろうな、と。一方の談志はあまり変わりがなく、晩年も肌がつるつるしてたとおっしゃる。
そうとは言わなかったけれど、眠れなかったのは談志師匠のことを考えていたからなのかなあ。
くたびれているように見えたのはそのせいなのかな。目に悪戯っ子のような輝きが感じられませんでした。
談春さんの品川は、貸本屋の金さんがお染に心中の相手に見込まれてしまうのはなぜか、という人物像にやや重点があって、そのせいか金さん、私の中でちょっとポイントアップしました。

仲入り後、羽織ナシで出てきた談春さん、怒涛の4月を語るの巻。
九州のお仕事が立て続けで、1週間ぐらい?出ずっぱり。
それに加えてさいたまスーパーアリーナでのさだまさし生誕60年コンサートの総合司会の話、そして、志の輔さんと一緒に長崎のさださん所有の島に行った話。多少盛ってるとは思うけど、それにしてもギリ廃人の志の輔さんがスゴい。
『志の輔壊れるin詩島』を話している最中に『志の輔壊れるin中洲』を思い出し、話したくて話したくてしかたなかったそうです。
仲入り明けが20:15で、宿屋の仇討ちに入ったのが20:50!
宿屋〜をコンパクトにまとめる、というのが狙いでもあったようです。


その他
こはる「アナザーワールドフォーティーン、開演です」フォーティーンに違和感を感じたのは私だけ???
そのこはるさん、物販のブースにいると妙な威圧感があってw近寄れませんでした。
男好きのする顔→唇がぽってりしてる→例として石原さとみ、あ〜、なるほど。
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2012.04.21 鈴本夜の部

2012-04-21 | 落語2010〜
鈴本演芸場にて。17:15〜

●いっぼん 道灌
●朝太   たらちね
●和楽社中 太神楽
●圓太郎  野ざらし
●彦いち  みんなしっている
●ロケット団 漫才
●喜多八  たけのこ
●雲助   ずっこけ
 仲入り
●ぺぺ桜井 ギター漫談
●アサダ二世 奇術
●馬石   文七元結

高座返し:扇兵衛

馬石長講と題した番組。
ちょっとびっくりしたのが仲入り後の構成。
長講だからトリに時間を取るのはわかるけど、仲入り後が色ものさん2本でトリというのは珍しい。
そもそも色物さんが続くことほぼないし。食いつきは落語でもよさそうなもんなのに、この意図はなんなんだろう。

濃い紫の着物のいっぽんさん。前座さんらしい道灌。
朝太さんは久しぶりだ。秋に向けてがんばってくださいませ。
和楽社中は、和楽、小楽、小花の三人。久しぶりに小花さん見たけど軸がぶれないなあ。
五階茶碗のバチの間に鞠をふたつ挟む芸、手を離してもまったく危なっかしいところがない。すごい。
白酒さんの代演の圓太郎師匠、昼間は三田落語会だったはず。野ざらし。面白い、盤石。この一席で客席もピシッと締まった感じ。
圓太郎師匠は本当に安定してる。はずれと思った記憶がない。
彦いちさんは学校寄席のマクラ。こ〜わ〜い、からのー、か〜わ〜い〜い〜、からのー、ありえな〜いのリアクション。
そしてそこから寄席のかけ声で「あ〜りえない」「あ〜りえない」これホント好き♪
ロケット団は四字熟語の変形バージョンで。こういう使い方いいなあ。中畑清に小林幸子、ぷぷっ。
喜多師匠、たけのこ。旬です。あまりに旬ど真ん中です。そしておかしいです。大好きです。
雲助師匠はずっこけを。蔵出しの疲れまるで見えず。

ペペ先生、今日はハモニカも聴けた。いがった。
アサダ二世先生、牛乳のトリックはわかるんだけど、いまだに紐のマジックで結び目が取れるやつがわかりません。。。
馬石さん、きっちりとした文七でした。どんどん聴かせるようになってきてるなあ。今年も船徳とか金明竹が聴けますように。






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2012.04.19 鶴瓶噺2012

2012-04-19 | 落語2010〜
2012.04.19 鶴瓶噺2012

世田谷パブリックシアターにて 19:00〜21:10

18日から22日までの公演の2日め。
総論を言ってしまうと去年より面白かった!
でも声の調子がよければもっとよかったんだろうと思います。
ご本人もおっしゃる通り滑舌がよくないところにかすれた声で、聞き取れないところも少々ありました。
関西弁のイントネーションのせいもあり、知らない単語(地名とか)のせいもありましょうが。

昨年の公演の軸は『(自分は芸人としての)垣根が低い』ということだったと思いますが、今年の軸は『自症』でした。
言葉は変わったけれど、言いたいことは同じ。
結局芸人さんは『自分』という人間が受け入れられるか否かしかないわけで、今年は面白かったけれど、今後もこのやり方が続くのかと思うと少し閉塞感を感じたのも事実です

初日だった昨日は配分がわからなくて終演時間が21:35!
「今日は遅くとも21:15には終わってみんなを帰してあげますから。」
に客席のあちこちから静かなる「え〜っ」の声。
「そんないうたかて帰り遅なったら困るやろ」
に「いやいや」と客席から女性の声で突っ込みw

話は家族に乾杯で気仙沼に行ったこと、高校時代の他校との喧嘩の話、ざこば師匠とごはんを食べてる時に出会ったカップル、新しいマネージャーのとんでもない誤字、など色々。
その中で、繁盛亭のトリの時に前が20分ほど押して、サゲまであと二分のところで帰ったお客さんがいたと。
あとでその理由はわかるのですが、ああ、だから今日の終演時間にそんなにこだわったんだなあと思いました。


その他
・『自開症』はタモリさんの命名によるものだそう。
・客席に某俳優夫妻がいらっしゃいまして。いや〜、かっこよかった。
・去年がいまひとつ面白くなかったので、今年は前売り買わず。それでもなんだかんだ見に行けちゃうんだからご縁はあったんだろう。
・2年まえの公演の明言『ごめん、落語じゃなかった」は今年も使われてた。おいしいなあ。
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2012.03.18 鈴本早朝寄席

2012-03-18 | 落語2010〜
鈴本演芸場にて 10:00〜11:30

●正太郎  星野屋
●こみち  芝居の喧嘩
●朝也   七段目
●一之輔  不動坊火焔

今日で本当に早朝寄席卒業の一之輔さん。
だいたい卒業公演は混むのが通例なのだけど、それにしても!な混みようでした。
私は出遅れて9時半頃に到着して、なんとか席を見つけたという感じでした。
結局後ろだけじゃなくて、左右の2箇所ずつあるドア(左側は締め切り)のところにまで立ち見客が。
そしてそれでも入れなくてロビーから見てる人、怒って帰る人もいたみたいです。演者さん達の話では並んでる間もかなり殺伐とした感じだったもよう。
入った時に配られるチラシセットが足りずに、台の上に置いてあるチラシを客がピックアップしながらの入場だったり、鈴本の定席の割引券も足りなくて配布されなかったり、なんてあたりにも混乱ぶりが如実に現れておりました。

先週同様真打披露興行のチケット販売と、前日の深夜寄席でもお目見えしていた『落語協会はなしかグッズ』(手ぬぐい、ステッカー各2種)の先行販売がされていましたが、グッズ販売の玉の輔、喬之助、三之助、ほたるさん達にケチをつけるいやなお客さんもいて、なんじゃこりゃ、な感じです。

そんな中、トップバッターの正太郎さん、良かったなあ。
真打になっちゃうと値段あがっちゃいますからね、二つ目のうちに見ておこうということで今日はこんなに混んで、と笑いをとってから星野屋。
この噺は弥助時代の龍玉さんで聞いた印象が強くて、地味で陰気な噺だと思っていたのです。(談春版も地味という印象は変わらず)。
が、全編明るく楽しい印象で、あら〜、やられた、という感じ。こういうふうにもできるんだと感心。いいねいいね。違う世界に連れて行ってもらった感じ。お見事でした。

二番手のこみちさん、まずは入場に際しての不手際のお詫びと業務連絡から。
定席の割引券をもらっていない人は帰る際に出口でお渡しします、とか、そこから落語のサゲのマクラに入っていったのだけど、心無い年配のお客さんから「早く噺に入れ」的な野次。でもこみちさんはがんばった。芝居の喧嘩、面白かったよ。あんな野次がなかったらもっと良かったのに。

三番手は一之輔さんの披露目で番頭役をつとめる朝也さん。こちらも昨日の深夜寄席に続いての登場です。
前の日のやかんなめがとても良かったので、期待が高まります。
噺は七段目。とにかく口調がいい。朝也さんの気の強そうな感じとあいまって心地よく耳に届きます。なんだか音楽を聞いているような心持ちでした。
真っ赤な襦袢とヘアスタイルを変えてくれたら多分もっと好きになるんだけどなあ。(マジで。)

大きな拍手に迎えられた一之輔さん。やっぱり若さでこのたたずまいは独特だなあと眺めていました。(喬太郎さんが、よく一之輔さんの芸を『骨太』っていうんだけど、自分は一之輔さんのどのへんが骨太なのかよくわかりません。誰かとの比較でこの人は『骨細』とか言ってくれればわかるかもしれませんが、まずそんな機会はないでしょうし。)
お噺のほうは楽しい不動坊でした。一之輔さんは割とアドリブを入れる人なのですがなんでしょう、いい意味で意外と記憶に残らない気がします。
時には噺のほうも、あれ?何やったっけと思うほど。楽しくって心に残らない、最高じゃないですか。

終わって追い出し太鼓が鳴ろうとする中、袖から出て来たのは鈴本のお席亭!
卒業公演は何度か見ていますが、お席亭が出て来たのには初めて遭遇しました。
期待の高さがこんなところにも表れています。でも色々背負わされて大変だ、一之輔さん。
お席亭からのご挨拶の後、最後は他の出演者3人も後ろに並んでお席亭の発声で三本締め。いい日になりました。
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2012.03.11 鈴本早朝寄席

2012-03-11 | 落語2010〜
鈴本演芸場にて 10:00〜11:35

●一左   棒鱈
●ひろ木  時うどん
●志ん吉  真田小僧
●一之輔  粗忽の釘

開演15分前に到着。
もぎりでは木戸銭を・・・たぶんひろ木さんが集めていた、と思います。
横では志ん吉さんがチラシを配り、少し離れたところに今日の出番ではない時松さんがいて。

すでに6〜7割程度の入りの客席。(最終的には立ち見もでました。)
ロビーではメガネ姿の一之輔さんがチケットを売っています。
こちらも出番ではないけれど、ちよりんさんが売り込みをしていて、時々客席に行っては
「本日は、なんと!一之輔自らが、ロビーにてチケットを販売しております!」
と煽る。(でもほとんどのお客さんは既に入手済み、かつ色んなところで手売りしている一之輔さんを目にしているので、にやにや笑いながら聞いている。)
何度目かの時にちよりんさん、
「一之輔本人が恨めしそうに会場をのぞいております。」と、本当に一之輔さん覗いてるし!w
でもってちよりんさんに
「声が小さいよっ!」
とダメ出しwww。開演前だというのにすでに客席が十分暖まっています。

一左さん、兄弟子一之輔さんの披露目パーティの話から。
棒鱈をやったのは覚えている、んだけど、中身はよく覚えておりません、ごめん。

ひろ木さん、相変わらず挙動不審な感じが個人的におかしい。
時うどんか時そばかで、自分はそばアレルギーなので時うどんをやりますと。もともと時うどんは上方の噺なので、そんなに回数を聞いたことがないのですが、昇太さんの時そばに似ています。(そもそも昇太さんのは時うどんをそばに置き換えたものと聞いたことがあります。)
昇太版と違うのは、弟分に残されたそば(うどん)が3本じゃなくて2本ってことと、次の日弟分がひっかけた屋台のが、まず〜いうどんということぐらいかな。
面白かった。ネタ選びがうまい。ひろ木さんによく合っていると思いました。

早く一之輔を見たいのにと思っておいでのお客様もお辛いでしょうが、そんな雰囲気の中でやる私も辛いんです、と明るく言う志ん吉さん。短く終わりますからと真田小僧に入りました。
帰ってきたおかみさんに、金坊にしてやられた噺を聞きたいかと持ちかける、誰もがここで切るな、と思ったところで切らずに、六連銭のくだりまでしっかりと。見かけ以上に強心臓なのかもしれません。
普段あまりやられない部分だから聞けて嬉しかったお客さんも多いのではないかしら。

一之輔さん、明らかにくたびれた顔をしています。
前日はにぎわい座独演会、朝はラジオのお仕事、この後も確か14時から会があるはず。
高座でのマクラやブログやTwitterをみる限りでは、この大変さを楽しもうとしているようだけど、ホント、そう思わなきゃやってられないだろうな。
私には何もできませんが、一之輔さんが倒れませんように、ハゲませんように、とそっとお祈りをしています。
噺のほうは粗忽の釘。三日さまよってやっと新居にたどり着いた男に、さっそく箒をかける釘を壁に打てというおかみさん。
天井に蜘蛛の巣が張っていて、こういうのをちゃんときれいにして初めて片付いたっていうんだ、と文句いいつつ蜘蛛の巣をはらうと、そこから蜘蛛が出てくる。
天どんみたいな顔してんな(!)、こんにゃろ、こんにゃろと釘を打ちますが、最後に「これからも、よろしく、ね!」で打ち込んだのがなんか良かった。
隣のうちに行って、おかみさんとの馴れ初め〜所帯を持ったばかりの頃の行水のエピソード、そう石鹸を塗りたくってフェーフェーするあれ、そして土星踊りもたっぷりやって、客席爆笑。・・・それが七年もたつとねぇ・・・、で現実に引き戻されてまた大笑い。
楽しすぎる粗忽の釘でございました。
もうあと10日なんだなあ。一之輔真打カウントダウンを私も楽しんでいます。
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2012/02/25 柳家喬太郎みたか勉強会 夜の部

2012-02-26 | 落語2010〜
三鷹星のホールにて 18:00〜20:30

●さん坊  子ほめ
●喬太郎  館林
 仲入り
●風車   手紙無筆
●喬太郎  おせつ徳三郎

さん坊さん、子ほめ。ちょっと長いバージョン?
喬太郎さん、館林。立て続けに聞いてます。手応えをつかんだのかな?そろそろ他でもかけ始めそうな予感。
風車さん、途中で少し客席との距離感を感じました。代書屋さんというもの自体が一般的な職業でなくなってきているので、そもそも時代的に難しいネタ。大看板だって受けないことがあるぐらいですからそれもやむなしかなと。
喬太郎さんは花見小僧で終わりかな、と思ったら刀屋まで通しで。
これだけの長い噺をメリハリをつけながらぐいぐい引っ張って行けるのはやはりすごい。
逆に軽い短めの噺がご本人も言ってるとおり、課題なんでしょうね。

その他
・館林のサゲ「嘘ばっかり」とか、干物箱のサゲ「おやじそっくり」大好き。小太郎さんがよくやる鷺とりのサゲも。肩すかし感が好きみたい。そうだ「いし」のサゲも。
・風車さんの手紙無筆、名前は市川海老蔵。
・さん坊さんの子ほめを「すがすがしい」と評した元さん坊喬太郎さん。演じ手にしかわからない狙いというのがあるそうで、さん坊さんは高座をおりた瞬間、はぁ〜〜〜と大きなため息をついたそうだ。いったい狙いはなんだったんだろう。
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2012/02/25 白酒むふふふふ

2012-02-25 | 落語2010〜
なかのZERO小ホールにて。13:30〜

●扇   子ほめ
●白酒  幾代餅
 仲入り
●柴草玲 アコーディオンライブ
●白酒  二番煎じ

白酒さんの幾代餅は清蔵が品がいいんだよな。でもって恋煩いを打ち明けられたおかみさんのリアクション。「ごめん、もうちょっと笑わせて」が好きだ。

柴草玲さんはアコーディオンを弾きながら。白酒さんが夜の雰囲気と言っていたけれど、確かに。
後で調べたらCoccoの強く儚い者たちを作曲した方だったのか。あの歌好きだったなあ。
自主制作のCDとDVDのロビー販売、持って来た分は完売したみたい。ごめんなさい、買わなくて。でも売れて良かった。

白酒さんの二番煎じは月極十番で聞いた雲助師匠とテキストや構成は99%ぐらい一緒。でも印象はかなり違う。雲助師匠のは『秘め事感』が漂うけれど、白酒さんのは人との距離も含めてオープンな感じがする。

その他
・前回ハッチハッチェルさんがゲストの時にやったコールアンドレスポンスを今日も。隣の隣の家にも囲いができたってね。Say!Hey! 5回ぐらいかな。
・いつも夜に開催しているこの会。関係者全員当日になって昼だと言うことに気がついたと。
・お囃子のお師匠さんも勘違いしてて昼に仕事入れちゃいました〜という口まねがえり師匠ぽかったけどどうかな。
・でも本当に途中から夜の雰囲気に。
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2012/2/22 喬太郎の古典の風に吹かれてvol.5

2012-02-22 | 落語2010〜
新宿・紀伊國屋ホールにて。19:00〜21:05

●辰じん
●南喬&喬太郎 対談
●喬太郎    松竹梅
●南喬     お見立て
 仲入り
●喬太郎    按摩の炬燵

南喬師匠は大柄だなあと思っていたけど、喬太郎さんと並んでもやはりちょっと大きい気がする。
20年後の市馬師匠がこんな感じかなあと思っていつも見ています。

前週の粋ダネ!ゲストでも出ていらして、その時に出てた話(師匠だった三代目金馬の釣りの誘いを断った時の仕返しw)とか、重複している部分もあったけど面白かった。
師匠から教わったこと、という問いに対して、(三代目金馬の)自分を磨け、という言葉が心に残っているという。
いわく、落語の世界には悪人は出てこない、だから性根の悪いやつが噺をすると、その性根の悪さがそのまま透けて出ちまうんだ、と。
五代目小さんの『芸は人なり』と同じといえば同じなんだけど、私としてはこっちの話のほうが刺さります。やっぱ人の話は聞くもんだ。

喬太郎さん、古典の風にはばまれて、って感じなんですよね、とマクラで。
ワハハと笑った一部のお客さんに「笑いすぎ!」と言った後謝るというおなじみの展開。
松竹梅。本当は怖いバージョンじゃなくて普通の。そうだよね、今日はそういう会じゃないもの。


南喬師匠はお見立て。お見立て久しぶりだよそういえば。
マクラの導入部分の、なんてことない部分ですら噺家さんらしい、のんびりいい感じ。
杢兵衛お大尽は、歯をずっと磨いてなくて、歯糞で唇が持ち上がっちゃってるような(!)人。
その唇で「喜瀬川、おらにキッスしてくんろ」という。
古典なのにキッスとは意外です。
意外ですけど喜瀬川断固拒否だと思います。私も絶対イヤですとも、ええ。
お見立てというと、志ん朝師匠のトント〜ンと威勢のいい口調が浮かびますが、これはこれでよかった。南喬師匠ぽいのんびりした感じが逆に私はいいと思いました。

按摩の炬燵。今冬初めてでした。
聞きながら考えたくだらないこと。
そもそも、小僧達に布団を一枚(一人一枚じゃなく全員で一枚)やるのには主の許可がいるが、米市っつぁんにお酒を五合飲ませるのは番頭さんの裁量でOKなんだ?
それは当時の物価では布団が大層高価だったからなのか?
それとも酒は消え物だけど布団は消え物ではないからなのか?
それにしても喬太郎さんの演る小僧さんはかわいい。一番かわいいのは子別れの亀ちゃんだけど。
ハゼの佃煮で日本酒飲んでみたいな。
もともと小僧さんたちは布団がほしいって言ってたんだから、炬燵じゃなくて布団にしちゃえば良かったのに。なんで辛い体制の炬燵なのだ?
んでもお酒で温まった米市っつぁんの身体の熱が私の足元からも伝わってくるようでした。
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