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TPP批准審議は米情勢判明まで先送りすべき

2016年09月16日 09時59分55秒 | 政治経済、社会・哲学、ビジネス、

                           

 

                     「植草一秀の『知られざる真実』」                            

                            2016/09/14

TPP批准審議は米情勢判明まで先送りすべき

           第1539号

   ウェブで読む:http://foomii.com/00050/2016091417145235063
   EPUBダウンロード:http://foomii.com/00050-35668.epub
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秋の臨時国会が9月26日に召集される。

最重要議案はTPP批准である。

ウソと利権にまみれたTPPを安倍政権は強硬に批准しようと目論む。

しかし、TPp最終合意の内容は自民党が2012年に明示した6項目の公約
に完全に反するものである。

日本の国益を売り渡し、強欲巨大資本の利益だけを追求するものである。

これを安倍政権に指令しているのは言うまでもなく強欲巨大資本である。

このTPPは、あろうことか指令の発信源である米国においても批准が危ぶま
れている。

11月8日に投票日を迎える米大統領選。

民主党はヒラリー・クリントン氏、共和党はドナルド・トランプ氏を大統領候
補に指名した。

直近の世論調査ではクリントン支持とトランプ支持がほぼ互角である。

投票日まで2ヵ月を切った。

大統領選は最終局面を迎える。

TPPについて、トランプ氏は断固阻止、クリントン氏は表向きは反対を唱え
るが、内実は条件付き賛成であると推察される。

クリントンの支持母体が強欲巨大資本であるからだ。

ただし、選挙に勝つために、TPP推進の本音が隠されていると見られる。

大統領に選出されれば、TPPの内容を修正して批准に突き進む可能性が高
い。



このことから、強欲巨大資本に支配されるマスメディアは、全面的にクリント
ン支持の情報誘導を展開している。

これは、日本のマスメディアも同じである。

情報空間を支配し、クリントン当選を確保するために躍起になっている。

しかし、この大統領選に重大な問題が浮上している。

クリントン氏の健康問題である。

クリントン氏は9月11日の9.11犠牲者追悼式典を途中退席した。

極めて重要な行事を途中退席せざるを得ないほど、深刻な状況であったという
ことになる。

クリントン陣営はリサ・バーダック医師からの診断書を発表し、クリントン氏
は9日に肺炎と診断されていたことを公表。

診断書には

「今朝は(式典の)最中に、暑さで脱水症状を起こしたものだ。私は(クリン
トン氏を)診察したが、いまは脱水症状も治り、順調に回復している」

と記述されている。

ツイッターには、追悼式典を途中退席し、クリントン氏が選挙運動用の黒いバ
ンに乗る様子を撮影した動画映像が投稿された。

その動画では膝から沈み込むクリントン氏が側近や警備担当者らが抱えるよう
に黒いバンに乗車させる様子が映氏出されている。

https://www.youtube.com/watch?v=8xezBbim1Ec

クリントン氏は2012年に脳震盪を起こして倒れている。



Wikipediaには、

「2012年12月、ウイルス性の胃腸炎に伴う脱水症状で倒れた際に脳振盪を起こ
し検査で頭部の静脈に血栓が見つかり、30日から入院して治療し、2013年1月2
日、ニューヨーク市内の病院を退院した。」

また、ネット上には

「妻は酷い脳震盪を起こし、それを克服するのに非常に深刻な治療を6ヶ月間
必要とした」

との、夫であるビル・クリントン元大統領の言葉も紹介されている。

https://goo.gl/tT7yH9

そして、クリントン女史の言動に異変があることが広く伝えられている。

https://www.youtube.com/watch?v=xXlHfA-y6Gs

これらの言動に関して、クリントン氏がパーキンソン病に罹患しているのでは
ないかという疑念がささやかれている。

パーキンソン病の症状は、主に手足がふるえる(振戦)、動きが遅くなる(無
動)、筋肉が硬くなる(固縮)、体のバランスが悪くなる(姿勢反射障害)な
どで、徐々に症状が進行し、寝たきりに移行する場合もある。

また、嚥(えん)下障害による誤嚥性肺炎を発症することも多い。

日本では難病(特定疾患)に指定されている。

現時点ではネット上でささやかれる憶測の段階を超えないが、大統領候補の健
康問題であるだけに影響は極めて重大である。

クリントン氏陣営は、当然のことながら健康不安説を否定するが、パーキンソ
ン病の懸念がささやかれていることは事実であり、クリントン氏陣営はこの問
題に対する明確な解答を明示する必要に迫られている。

米国の二大政党制は、どちらに転んでも、強欲巨大資本の支配下に政治を置く
ための装置であるが、トランプ氏はこの支配下に完全に組み込まれていない例
外的な大統領候補者である。

そのために、強欲巨大資本はクリントン氏を確実に大統領に就任させることを
目論んでいると思われるが、クリントン氏の健康問題が拡大すると大きな誤算
が生じることになる。

クリントン氏が健康不安説を効果的に否定できない場合、大統領選形成は一気
にトランプ氏有利に傾く可能性がある。



政治家にとって健康問題は最重要機密事項であるが、表に出る症状を隠すこと
はできない。

まして、重要行事中の途中退席は事の重大さを象徴する出来事として印象付け
られる。

SNSの発達で、具体的な映像が瞬時に全世界に配信されてしまうから、情報
の隠ぺい、廃棄も困難さが増している。

クリントン氏には専属の医者が常に付き添っており、医師は

「ジアゼパム」(Diazepam)という薬剤カートリッジを常時保持していると見
られている。

「ジアゼパム」は主に抗不安薬、抗けいれん薬、催眠鎮静薬として用いられ、
筋弛緩作用もある。

また、てんかんや興奮の治療、有痛性筋痙攣(いわゆる“こむらがえり”)な
どの筋痙攣の治療にも用いられる。(Wikipedia)

大統領選が最終局面に移行した時点での健康問題拡大はクリントン氏陣営に
とっての極めて重大な事態である。

しかし、全米の有権者の関心は急激に高まっており、選挙情勢が一変する可能
性がある。



トランプ氏とクリントン氏とによる大統領選は「究極の選択」とも言える。

しかし、日本の視点からすれば、米大統領選が日本に与える影響のうち、最
大、最重要の事項はTPPである。

このTPPについて、現時点ではクリントン氏とトランプ氏との間に決定的な
差異がある。

それは、トランプ氏がTPP反対を明確にしているのに対して、クリントン氏
の反対姿勢が曖昧であることだ。

クリントン氏を支配する勢力はTPP推進である。

これは間違いない。

これに対してトランプ氏は自前資金で選挙運動を展開しており、巨大資本の支
配下には組み込まれていない。

クリントン氏の当選が困難になると判断すれば、強欲資本はトランプ氏にアプ
ローチすることも考えられる。

その「交渉」によってトランプ氏が「転向」する可能性がゼロではないと考え
られるが、現時点ではトランプ氏はTPP反対を明示している。



メキシコからの不法入国問題の背景にはNAFTAがある。

1994年に発効したNAFTA(北米自由貿易協定)に際して、米政府は

「カナダ、メキシコの関税が撤廃され、米国からの輸出が増えて雇用が拡大す
る。

食料品の輸入価格が下がり、国民生活が豊かになる」

と説明した。

しかし、現実には米国の輸出農業に巨大な補助金が投下されて米国の穀物輸出
が増大し、メキシコの農業が崩壊した。

その結果として、失業したメキシコ人が米国内に大量に流れ込んだ。

米国企業は不法入国者を低賃金で雇用し、その結果として多数の米国人労働者
が失業に追い込まれた。

米国人が職に就こうとすれば、大幅に低下した賃金水準を受け入れるしかな
い。

結果として、米国の貧富の格差は急拡大したのである。

トランプ氏の反TPPの考え方の背景には、NAFTAがもたらした事態への
批判がある。



トランプ氏は日本が駐留米軍の費用を全額負担しないなら、日本から米軍を撤
退させることも仄めかしている。

日本にとってはまさに「渡りに船」である。

敗戦後、71年間も続いている米軍による日本占領状態を解消する千載一遇の
機会になる。

反民主党で親共和党の日本のマスメディアが、反クリントンで親トランプにな
らないのは、トランプが強欲巨大資本の支配下にいないからである。

これに対して、クリントン氏はしっかりと強欲巨大資本の支配下に組み込まれ
ている。

クリントン氏を新大統領に選出する巨大なキャンペーンが展開されているが、
健康問題の急浮上で情勢が急変しつつある。

秋の臨時国会の最重要争点はTPPである。

安倍政権が共謀罪法案を臨時国会に提出する姿勢を示しているのは、TPPを
強行批准するための陽動作戦の可能性がある。

共謀罪に関心を引き付けておいて、TPP批准を強行する。

こんな戦術も透けて見える。

秋の臨時国会でのTPP批准は絶対に阻止する。

主権者とTPP阻止の政治勢力が連帯してTPP批准を必ず阻止しなければな
らない。

 
 
 
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