後藤ミホコ~アコーディオンらいふ~

アコーディオニスト・後藤ミホコのブログ

ロシア・サハリン 旅ブログ(5)最終回

2014-08-27 18:55:30 | 日記


ロシア・サハリン最終日。
飛行機に乗るのが午後3時すぎなので、午前中はゆっくりしました。
上の写真はガガーリンホテルからすぐのところにあるお土産屋さん。





そして、美しいロシア正教会。
昨年ハバロフスクに行った時は中に入ってみたけど、今年ここサハリンスクでは車の中から写真撮るのみ。






出発前の最後の最後、ホテルの庭にて。



こうして無事に日本に帰ってきました。

今回の旅は、せっかく持っていったのに自分のアコーディオンで演奏出来なかったことが今でも残念です。でも、終りよければすべてよし!そのアクシデントのあとは実に楽しく、旅のメンバー、出会った人達とも和気あいあいと過ごせたので大成功の旅だったと思います。

旅から帰って早くも3週間が経って、もうすっかり夏の終わりを感じさせる頃となりました。


♪♪♪♪♪♪♪♪

さてさて、私の出演ライブは今週末30日、31日と続きます。30日は新宿「ガルガンチュア」にてソロライブ。私のオリジナル「陽気な旅人」を4年ぶりに演奏しようと思っています。
ライブの詳細はホームページをご覧下さい。
http://www.mihoko-goto.com/concert/




今年も、気がついてみたらあと4ヶ月。

今年は私のソロライブは毎月のガルガンチュアのみになります。

TENGOのライブは、毎年恒例の東京町田市のギャラリーカフェ・アルル。にて、クリスマスコンサート、12月21日。バイオリンの天野さん、初めてアルル。での出演、これは大いに盛り上がります。二人共楽しみにしています。
おかげさまで、既に予約が何件も入っています、まだチラシもできてないのに。どうぞご予約はお早めにお願いいたします。
私のホームページmailコーナーから申し込めます。



そして、来年になっていきなり1月18日、神戸・里夢にてソロライブをします。
来年は阪神大震災20年。でも、チャリティーコンサートではありませんし、あえて震災に関係した内容は考えていません。ただ、来てくださるお客さんに私のこのライブへの特別な思いを伝えたいと思っています。
ぜひぜひ、関西以外からもたくさんの方にお越しいただけると嬉しいです。
頑張ります!


今年後半は、エネルギーを蓄え、今は来年に向けて新曲をいろいろ準備しているところです。

Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシア・サハリン 旅ブログ(4)

2014-08-21 10:16:20 | 日記



上の写真はホテルから歩いて15分ほどのところ、石黒さんと二人だけで野外マーケット見学。

路上では、食べ物や衣類、様々な商品が小さな台の上に置かれて売られているが、いろんな種類のベリーが茎が付いたまま無造作に置かれていたり、瓶詰めになっていて、いかにも何も手が加えられてない自然そのものの姿で売られているのが目を引いた。
でもただ見るだけで買わなかったけど・・・




そして市場の中へ。
上の写真は野菜や果物コーナー。

この広場の商品はほぼ衣類だった。韓国系、中国系がほとんどかな。お店の人たちもみんな東洋系の顔していた。
ちょっとお客が少なくて寂しい感じ。
日本人らしい観光客とはまったく出会わず。

そして、石黒さんといろいろ街中を歩いている人たちを見ながら
「う~~ん、みんな姿勢がいいなあ、歩き方がかっこいい」
「猫背じゃない」「足を引きずってない」
などまさにロシア人ウォッチング。さんざん感想を言い合っててくてくと歩いて、行き着いたところはサハリンスクの公園&レーニン広場。







そして、夜は日本レストラン「ふる里」。
すごいご馳走だった~~!





大満足のひとときを過ごしてホテルへ帰りました。
さて、次の日はいよいよ帰国の日。楽しい時こそ、あっという間に日が過ぎていきます。




Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシア・サハリン 旅ブログ(3)

2014-08-15 08:42:06 | 日記


8月2日(土)はサハリン州の南、コルサコフへ。サハリンスクから車で1時間ほど。
コルサコフは港町、北海道の稚内からフェリーで来ることもできる。ただし4,5時間かかるらしい。

コルサコフと言えば、ん?リムスキー=コルサコフと同じ名前の地名だと思ったら、なんとそのとおり、リムスキー=コルサコフの親戚の人で軍人コルサコフ氏の名前から取った地名らしい。

日本とロシアの統治が入り混じる歴史を持つサハリン州だが、コルサコフの日本名は大泊(おおどまり)、日本統治時代の北海道拓殖銀行の跡がひっそりとたたずんでいた。

車を走らせて、コルサコフ近郊へ。天然ガスのプラントの近くに来た。目の前の海岸では短い夏を謳歌しようと海水浴している人たちもいる。
小高い丘を登っていくと、日露戦争の時の日本の勝利記念塔が第二次世界大戦時にソ連軍に倒されて、横向きに寝かされたままになっているのを見た。この辺は激戦地だったんだな・・・さらに丘の上を登っていくと慰霊塔がある。

そしてコルサコフの町を一望に見下ろす展望台では、韓国人慰霊塔があり、そこには韓国名がたくさん連なっていた。
第二次世界大戦後のサハリン残留韓国人は多い・・・
私たちの車のドライバーで人懐こい笑顔が印象の男性は、韓国人。私たち日本人に対してとてもフレンドリーだった。彼の母親は韓国に帰り、自分はロシアで生まれ育っているので自分の新しい家族とともにここサハリンに残った。

結局、戦争が終わってみると、戦争なんかしたくなかった人たちの多くの命が失われ、家族と一緒にいたいと願っていた人たちは家族離れ離れにさせられた。
いったい誰のために戦争するのか、そして誰が得をするのか。

前日にサハリンスクの郷土博物館を見学したときも、そしてこの日も、つくづく戦争について考えさせられた。


さて、一転してこのあとは楽しいひとときを過ごす。

コルサコフ市役所の前で、この日はコルサコフのロータリーの関係者と家族が集まってくれて昼食会をすることに。



実際はこのあと人がたくさん集まってきた。



レストランの外のガーデンにて。店の料理を注文したり持ち込みもあり。ロシア料理もあれば日本の巻きずしも。



そして・・・
真ん中の黒パンが私の大好きなバラジンスキー。
バラジンスキーを注文したら店になかったので、メンバーの女性がわざわざ30分以上かけて買いに行ってくれた。ホントに感謝。食べたらやっぱり美味しい~~~!!

ロシア語日本語英語が飛び交い、ロシアのこと、日本のこと、聞きたいこと聞かれたことたくさん。そして途中で私が「ロシアのうたを聞きたい」というとその場にいた女性二人でラブソングのデュエットが始まり、それが見事!

ああ~~アコが壊れてなかったらきっと今日この場で弾いてたんだけどなあ~~とまた残念な思いが頭をよぎる・・・

最後のほうはみんなでスマホを取り出して自分の家族やペットの写真を見せ合う。
私も、家族で初もうでに行った時の写真や、実家の犬(柴犬4歳)の写真を見せた。
柴犬は日本犬、もちろんロシア人にとっては珍しい。
「あら~キツネみたい!」って笑ってた。

楽しかった、ほんとに言葉も文化も違う人たちとの交流の楽しさは格別だとつくづく思う。


そして、サハリンスクに戻る。昼が長くて夜の9時ころでも明るいので石黒さんと二人でホテルの裏側の遊園地を見学。遊園地は昼間はかなりにぎわっているが、時間も時間なのですでに閉園、ひっそりしていたがレストランだけは若者が大いににぎわっていた。








また次回の旅ブログ、どうぞ読んでください。



Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシア・サハリン 旅ブログ(2)

2014-08-11 08:51:48 | 日記


いきなりこれって・・・!
そう、サハリン州サハリンスクの日本レストランで食べたお好み焼き。

前回の記事でロータリークラブの会合で演奏したことなど、ご報告しましたが、その会合のあとは、宮西豊さんの経営する「ふる里」にて歓迎会をしてくださいました。

また後日、あらためて「ふる里」の見事なお料理をご紹介しますが、さすがでした!
宮西さんご自分で
「私は口うるさいんでスタッフから煙たがられてますよ」
とおっしゃるだけあり。。。料理は日本の味とまったく変わらずおいしい!お店はとても広く立派できれい。
このお店にはプーチン大統領も来たことがある!など、聞かされる話はすべてスケールが大きい~

ま、お好み焼きはパンケーキ風だったかな(笑)


さて、サハリンスク二日目は宮西さんが朝の散歩として、ホテルの裏の
「宮西豊 桜並木通り」
を案内してくれて、


なんとこんな大きな看板が・・・宮西さんはここに100本の桜を寄贈、ユジノサハリンスク名誉市民に。
この次はライラックを植樹する予定だとのおはなし。


それにしてもこの日はホントに暑かった。
もともとサハリン州は湿度が高いらしいが、ネットではかなり涼しいと書いてあったのに完璧裏切られ、日本の夏とさほど変わりがない。

どこに行っても暑い。




今回のメンバーと共に。通訳兼ガイドのロシア人のナスーチャが撮ってくれた。
ここは日本統治時代にあった郷土博物館。

樺太庁博物館(からふとちょうはくぶつかん)と呼ばれていたらしい。
非常に興味深い内容の博物館で、展示物を見ながらガイドさんの説明に耳を傾け、時間を忘れた。
一階、二階と分かれていて、サハリンの古代からの自然や原住民族に関するもの、歴史、地理、そして、日本との過去の記録も展示されている。
いろいろ考えさせられ、心にずっしりくるものがあった。

そしてロープウェーで展望台に。景色は・・・まあまあ。このロープウエーはオーストリア製です、とのこと。とてもしっかりしていてきれい、という印象のロープウエー。でも利用者はメチャ少ない。

これまで、日本人にはまったく出会わず。

はあ・・・・それにしてもとにかく暑い(-_-;)



最後は神戸組の男性たちと別行動で、ナスーチャと石黒さん、三人でちょっとサハリンスクではおしゃれで有名、という喫茶店でシャーベットを食べた。美味しいし、コーヒーも結構いける!


そして夜はウクライナレストランへ。
サラダが葉っぱものばかりだ、ウオッカがあまり美味しくない、と初めは何となく不満タラタラ・・・
でも、それはそれで話題が盛り上がり、しまいにはみんなで爆笑続きで会話が弾んできた。
そのうち、ライブも始まる。アメリカンポップスが中心だった。



食事のあとはホテルの部屋でさらに飲み会。みなさんよく飲むし元気。
こんな不思議な取り合わせのメンバーだけど和気藹々と旅の二日目を終えたのでした。


Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ロシア・サハリン 旅ブログ(1)

2014-08-08 00:17:15 | 日記

ユジノサハリンスクのホテルの前の遊園地入口、サハリン州の地図の書かれた看板の前で。



7月30日、成田空港からソウルのインチョン空港へ着いたのは夜9時半。乗り換えのため、この日はインチョン空港の中のホテルで一泊。
韓国には入国しない。

一人旅の多い私にとって、今回は珍しいグループ旅行。
成田からインチョンへ向かったのは私と、友人の国立市在住の石黒悦子さん。
関西空港からインチョンに向かったのは、神戸在住の米谷さん、栗西さん、そして栗西さんの友人、中尾さん。インチョンのホテルで5人が顔を合わせる。

そして次の日は、一緒に日本の宗谷岬とわずか42kmしか離れていないという、日本と近くて結び付きの深い、ロシアのサハリンに行くのだ~


今回の旅も、私はアコーディオンと一緒。しっかり梱包して、成田空港で預ける。実はその時から、なんとなく胸騒ぎが・・・後にパニックが待ってるという、一種の虫の知らせか・・・


とにかくインチョンから3時間のフライトでユジノサハリンスクへ。

着いたら数人のロシア人から握手されたり、
Здравствуйте!(こんにちは!)
と歓迎され、その中に、今回の旅で大変お世話になったあのユジノサハリンスク名誉市民の宮西豊さんがいた。

出会いのきっかけを簡単に説明すると、米谷さんがある日神戸新聞を読んでいると、宮西さんを紹介した記事が載っていた。宮西さんは札幌出身、異国の地ロシアで25年、ユジノサハリンスクで日本レストラン「ふる里」を経営。桜の木をガガーリン公園に寄贈されたことなど、サハリンへの多大な貢献ぶりが記事にされていた。でも、今年いっぱいでサハリンを離れ、帰国すると。
そうか、サハリンスク最後の年になるんだな、よし、宮西さんという人に会いに行こう!
こうと決めたら行動は早いのが米谷さん。

有志を募り、5人でいくことに。私にもお声がかかり、ロシア、と聞くともちろん「行きたい!!」
しかし後で聞いてみると、宮西さんが今年いっぱいで帰国というのは誤報。

「私はサハリンを離れません」

そう、もう、サハリンになくてはならない人なのです。

さて、偶然にも、米谷さんと宮西さんはロータリークラブのメンバーでした。
なので、米谷さんがサハリンスク支部の会合に参加されることになり、私たちも非メンバーでありながらご一緒させていただくことに。

そして、私がアコーディオンを会合のあとの歓迎パーティーで弾くという段取り。実は宮西さんは、以前北海道放送局におられて、実はアコーディオン奏者で作曲家でもあります。


さて、ホテルに着いて、すぐ、楽器のケースを開けてみて
ガ~~ン・゜・(ノД`)・゜・


私が日本から苦労して持ってきたアコーディオン・・・
なんと・・・・

ベースのコード部分が全部引っ込んでる!蛇腹を開けたらブワ~~ッと音がする!
ぶっ壊れてるやんか!

あ~~やられた!アコーディオンは振動が一番いけないのです。
飛行機を乗り換えたので、嫌な予感はしてた、楽器のケースにはくるまがついているのだけれど、乱暴に転がして振動を与えたのだろうか。


一応楽器を分解してみたけど私には手のつけようがない。

それで、宮西さんにすぐ連絡。宮西さんの楽器をお借りすることになりホントに感謝、一件落着となりました~~

それで、会合の時の演奏がこれ↓


顔は笑ってるけどやっぱりちょっと泣きたかった(゜д゜)せっかく持ってきたのに~

でも、黒い瞳、カリンカ~百万本のバラ~二つのギター、リンゴ追分+八木節。

ロシアと日本の曲を弾きました。

ロシアの人たちが大きな拍手をしてくれて、あとで声をかけてくれてホント嬉しかった。よかったです。


メンバーの中に、お医者さんをしながらアコも弾くという方がおられて、一緒に弾きました。



それに合わせて歌ったり踊ったり、ロシア人は歌が好き、ダンスが好き!陽気!




最後に記念写真を撮りました。


思えば波乱万丈の幕開け。

でも終わってみれば楽しいひと時を過ごせて、しんどかったという思いはない。
和気藹々と会話が弾み、たくさんの人から名刺をもらい、FBの友達になった人もいる。

むしろ、ロシアの人たちとの交流で心が和み、今回の旅は楽しいぞ~面白くなりそう!という予感がありました。

では次回のブログ、お楽しみに(^^)



Comment
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする