YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

YBRのオイルフィルター

2014年08月12日 | YB&YBR関係雑記

時々「YBRにはオイルフィルターが無い」という書き込みを見かけるけれど、実はちゃんとあるんだなw

9番のオイルストレーナーと11番のロータリーフィルターの二段構え。

当ブログでもストレーナーは以前紹介したから見た事があるだろうが、ロータリーフィルターについては
特に触れなかった。

この丸い円盤がロータリーフィルター。

オイルの経路に回転する部分を設けて金属粉を遠心分離で中に溜め込む方式だ。
YBR125系のエンジンではフィルター自体が非分解の交換方式を採用してる。

実はかなり昔からホンダがこの方式を採用してて、代表的なのがカブ系CD系横型エンジン、CB223や
FTR223、CBF125系でも使われてる効果的な物だ。
ただし、ホンダは分解掃除可能な構造で、知ってる人は中の確認掃除をするけれど、あまり記事を見たこと
がない。最近ではとにれる氏のCBF125の例で見た程度だ。

なんでカセット式交換型フィルターじゃないのか?って疑問もわくが、想像ではこの方式だと目詰りが起きず、
交換用部品を新たに用意する必要が無いために、発展途上国での整備性、省資源を盛んに推奨する国での
評価を得るために未だに使われてるんだろうな。
低コスト生産できるし。w
また、工作精度の向上によって慣らし期間における鉄粉の発生率が下がったのと、慣らし初期段階で
短期間にオイル交換する習慣が普通になって、外へ排出される率が高まったのもきっかけかもね。

YBRの場合は交換式ではあるけれど、新車から定期的にオイル交換をちゃんと行えば、フィルター内が
いっぱいになる事は廃車まで無いだろう。
同型エンジンのXTZ125E10万キロ越えで運用してるねこのすかんりにんさんねこちやづけ号
でさえ、5万キロ記念にフォルター交換を実行した際、お古を分解してみたらほとんど金属粉が溜まって無かった
くらいだ。
詳しくはご本人の記事を参照。遠心式オイルフィルターを交換してみる。

カセット式交換型フィルターと違ってほぼ放置で構わないのが特長だと思うよ。
代わりに慣らし初期段階からオドメーター500キロ・1000キロ・2000キロ・3000キロのタイミングでオイル交換
するのがベターだと思う。

とにかくYBR125シリーズ、YB125Z、YB125SPや
   同型エンジン搭載車にオイルフィルターは存在するよ~