福原吉和のライフデザイン研究所

思想、生活を議論します。
早稲田大学環境総研、環境NPOアドバイザ-

これからの自然保護活動はこれだ!(H29.5.20)

2017年05月20日 | 日記

 2年前の5月に三崎口駅から徒歩30分程にある小網代の森を行った際、私がブログに書いた記事がある。
「 食事後に干潟に出た。前回は秋の午後で既に干潮時でカニが出没する時期でもなかったが今回は丁度引き潮で干潟には大勢の子供達が歓声を挙げていた。小さなチゴガニが両手をあげている。近くで説明していたボランテアの方によるとオスがメスへ求愛しているとのこと。あたり一面の干潟にはダンスをする姿が!これでは子供達も大喜びだ!私もワイフも初めての体験でかなり興奮した。尚、小網代の森は神奈川県が国(環境省でなく国土交通省?)の予算で環境保全を行っているとのことだ。」の後半部に環境保全のことを書いたが実はこの場所は1980年代にゴルフ場として開発される予定であった。ところがそれを知った賢明な人たちが非常にユニークな開発案をだして民間、自治体を巻き込んで現在の状況にしたとの本が出版された。「奇跡の自然の守り方 2016.6 ちくまプリマー新書 岸、柳瀬」

彼らは以下のユニークな開発計画を実践したのだ。まずは①開発は反対といわず、開発は賛成!②反対デモはやらず政治屋や環境団体に声をかけない。③開発をする民間や自治体を悪者にせず一緒にやる。④地域丸ごとの自然が重要だという。
その結果、ゴルフ場の代わりに現在の小網代の森ができたそうだ。
つまり、何のために開発をするのかを理解して(地域の活性化のためでありだれも自然を壊したくないのであるから)それに代わる説得力のあるテーマを立案するのだ。そして、子供も安心して散策できる整備された遊歩道を歩きながら周りの自然を楽しむことができるようになり毎年相当な見学者を生み出したのだ。
京浜急行は三崎口まで多くの人を運ぶことができるし、ゼネコンは遊歩道を整備できる。地元三浦市や神奈川県は声を大きくしてこの計画を後押ししたのだ。
これからの自然保護活動はこの方法がいい!なんでも反対ではだめなのだ!
民間、自治体とよく協力して双方の意見の妥協点を見つけることが重要なのだ。


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