福原吉和のライフデザイン研究所

思想、生活を議論します。
早稲田大学環境総研、環境NPOアドバイザ-

同性婚は憲法違反!DNA鑑定よりも!(H29.5.6)

2017年05月06日 | 日記
5月3日は憲法記念日でテレビ各局では安倍内閣の憲法改正の動きを報道しているがその大半は戦争放棄9条の項が注目されている。 ただし、衆議院定数問題や夫婦別姓問題も確かに憲法に違反するか?の議論も盛んである。憲法は全ての法律に優位にたつものであり法律が憲法に違反しているか否かの最終判断は最高裁の仕事でもある。

上記夫婦が同じ権利をもつならば別姓でもいいのでは?国会議員選挙に対する1票の価値は選挙民が同等にもつではないか?という基本的姿勢(憲法)に対して現在の具体的事例(法律)がきちんと適用しているか?との判断をするのである。

夫婦別姓問題に対しては2015年12月に最高裁大法廷で一つの結論が得られた。
「民法750条―夫婦は(中略)夫又は妻の氏を称する」は憲法違反ではない!

当初、民法規定は結局は男女差別を助長する間接差別ではないかという指摘に、最高裁は「この規定は結婚の効力の一つとして定めたものであり結婚を直接制約しるものでない!との前置きからスタートし、
夫婦同姓の制度は社会に定着している。
姓は家族の呼称であり合理性もある。
夫婦が同じ姓を使えば同じ家族の一員であることを対外的に示すし家族間の意義も見出される。
夫婦間に生まれた子供からみればどちらの親とも同じ姓であるほうが利益を受けやすい。
ただし、夫婦同姓制度は結婚前の姓を通称として使うことまで許さないものではない。
 「密着 最高裁のしごと 2016.11 岩波新書 川名壮志」 当分はこの決定は維持されるだろう。

 ところで結婚に関して憲法24条1項では「婚姻は両性の合意のみにて成立しー」に表記してある「両性の」言い回しが日本で同性の結婚は禁じている根拠なのである?つまり、同性婚は確かに憲法違反なのだ!米国のある州では同性の結婚を禁じているのは憲法違反との解釈があるようだが日本では憲法が規定しているのである。この憲法項目を改正するにはかなり高いハードルが必要であることはいうまでもない。従って現段階ではむやみに同性の結婚をアピールすることは憲法違反なのだという認識をもつべきだ!

 2014年7月17日最高裁判所第一小法廷、DNA鑑定で生物学的に夫の子ではないと判定が出ても「妻が婚姻中に懐胎した子は夫の子と推定する」という民法772条1項は維持されるとの決定がでた。つまり、妻の不倫でできた子であっても夫がその事実を知らずに親子関係を続けた場合、更に現在、別居中で妻が子どもを養育している状況であろうとも夫との親子関係は維持され不倫相手に親の権利が移ることはないのだ。ただし、夫がその事実を知ることができた場合―長期出張や別居等―は維持されることはない。
 逆に夫がその事実を知り1年以内に申しでれば親子関係がないことは証明される。つまり民法772条1項に縛られない。ただし、結婚してから200日以内に出産した場合は婚姻中の規定に含まれない。

最高裁は最新のDNA鑑定以上の権限?をもつようだ。納得するか?



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