野元の詩

電車のなかで。トイレのなかで。ラーメン屋のなかで。一人の部屋のなかで。夜のなかで。あなたに、読んでほしい。

#440 帳を切って

2016-11-07 05:44:37 | 
『帳を切って』

瞼が開くよ
紅い目が開いていく

蝙蝠は幹線道路を通って
急いで巣へと帰っていく

泣くな 泣くな
間もなく夜が明けて
世界を染め上げる

無数の街灯の灯りは
消え失せて
僕らは主人公の座を神様へ返上する

飛べ 洞窟の奥底へ
行け 4:55の始発電車
進め ポケットに手をつっこんで

手垢のついた今日はもう演じない

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