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図書館便り 「LIBRARY NEWS 12月号」

2014-12-02 | 司書室より
図書館便り「LIBRARY NEWS 12月号」を発行しました。
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今月号の特集は
「祝 上橋菜穂子氏 国際アンデルセン賞受賞!!」
です。

以前ブログ記事にもしましたが、
この国際アンデルセン賞は国際児童図書評議会(JBBY)の主催で児童文学に貢献してきた作家の功績に対し2年ごとに贈られ、
その選考水準の高さから「児童文学のノーベル賞」と言われています。
この「作家賞」を日本人が受けたのは、1944年のまど・みちおさん以来、2人目となります。

上橋さん受賞後初の作品『鹿の王 上・下』も現在ベストセラーとなっていて、私もすっかりはまりました!
上質で壮大な異世界ファンタジーでありながら、まるで社会派サスペンスのような現実感があります。
人類の生命を脅かす戦争と病を中心にすえ、国とは、生きるとは、生命とは、たくさんのテーマがちりばめられています。
図書館用掲示物にも特集され、廊下に掲示しておいたら一人の生徒が「このポスターいいですね!」と話しかけてきました。
彼女もこの本を読んでいて、その魅力に取りつかれているそうです。
しばし、ストーリーや謎となっている部分について語り合いました。
架空の世界の話ですが、現実にエボラ出血熱が世界中に流行拡大している昨今を思うと、
まるで絵空事とは思えませんでした。

2016年春に某テレビ局で大河ファンタジー『精霊の守り人』実写ドラマ化が決定したそうです。
放送期間は3年!だそうで、それも楽しみ♪

国際アンデルセン賞の中に「画家賞」もあり、日本人では赤羽末吉氏と安野光雅氏が受賞しているそうです。
安野光雅さんの『ふしぎなえ』『旅の絵本』などは大好きな絵本です。

「今月の作家」コーナーでは国木田独歩を紹介しました。
自然主義文学の先駆者といわれ、『武蔵野』が代表作ですが、今年は別の話題もありました。
朝ドラ「花子とアン」の中で、仲間由紀恵演じる蓮子の恋人・龍一役で出演していた中島歩は、
国木田独歩の玄孫だそうです!
ご両親が付けた名前の「歩」は独歩に由来するのだそうです。
作家の子孫が同じく作家だったり、芸術家だったりするのは割と多いですね。

11月の私の読書は以下の5冊でした。

『アイネクライネナハトムジーク』 伊坂幸太郎
『鹿の王 (下) ―還って行く者―』 上橋菜穂子
『鹿の王 (上) ―生き残った者―』 上橋菜穂子
『フォルトゥナの瞳』 百田尚樹
『マスカレード・イブ』 (集英社文庫) 東野圭吾

いずれも今話題のベストセラーです。
これで80冊、残り一カ月で20冊読むのは非常に厳しいかな。。。
目標の年間100冊読了に向けて、なるべく頑張って読みます!

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
図書館便り (りん)
2014-12-02 18:28:26
久々にツイート見ました。とても嬉しいです。bossは1年に何回Blog書くのでしょうか?
師走です。健康に気をつけて!
返信する
りんさま (holy)
2014-12-03 20:44:44
いつもありがとうございます。
3日に一回はブログを書こうと思っているので、年間100回ぐらいでしょうか?!
年間の読書冊数の方がちょっと少ないかな。。。
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