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ちょっとした宿の、ちょっとした魅力を紹介するblog(^_^)v 旅行計画の足しになれたらなぁ・・・

貝づくし!!貝好きな人集まれ~ (名古屋から)    (愛知篠島、民宿岬)

2006-02-28 23:23:09 | 東海地方
篠島の宿第3弾!!大人の宿(第1弾:悠々庵)・漁師の宿(第2弾:あきら)に続く宿は「水夫の宿」。聞きなれない言葉だとは思いますが、素潜り漁と言えばわかるでしょうか、もしくは、海女さんという言葉ならよく聞くのかな。そう、今回行った「岬」さんの旦那は海人さんなのです。(男性の場合は「海人」という)篠島には海女さんではなく海人さんが多い。これは地方によって海人さんの文化か海女さんの文化かが昔から別れますが、すぐ近くの三重県では「海女さん」の文化ですね。千葉のほうはけっこう海人さんも多いらしい。まぁ、千葉の房総は潜りよりもくじら漁が有名ですけど。で、海女さんの文化圏は大半は、旦那が漁師で奥さんが海女さんというケースが多く、海人さんの場合はそれ自体が主の職業のケースが多い。らしい。
この「水夫の宿 岬」の旦那の漁に付いていったんだけど、素潜りって思っている以上にハード!二人一組で潜るやり方と一人で潜るやり方とあって、二人の場合は、一人が身体に紐を巻きつけて重りを持って海底まで沈んでいき、貝などを探して、合図と共に船の上に待機したパートナーがその紐を巻き上げていく、そうすると潜っていた人間が引っ張り上げられてくる。電動だったりするからその勢いはすごい。きっと水中の中じゃちょっとした魚雷みたいになっているはずだ。このやり方は、海底まで潜るのと海底から上がってくる体力と時間を使わなくて済む。つまり、息の続くかぎり海底で貝を探しまくることができる。それに対して、一人の場合は潜るのも自分、上がってくるのも自分だから、当然海底にいられる時間が短くなるし、すごく疲れる。岬の旦那は一人でやっているから、この酷なほうの海人なのだ。一回に潜っている時間はほんの1分ちょっと。(といっても普通これでもすごい時間のはずだ!あなたは潜水で1分以上進めるか・・・1分も進んだら何メートルいくだろうか)これを一日中延々と繰り返す。

貝を獲ったり、魚やたこなどをモリで突いたりするわけだけど(まさにいきなり黄金伝説の濱口さん)潜って休んで潜って休んで・・・休んでと言っても水面に上がってきてそこに浮かんでいるわけだから、こっちからしてみたら休んでいるとは思えない。見ているこっちが息苦しくなるような光景だった(-_-)
そうやって何十回も潜っては上がり、と繰り返して集まった貝や魚が泊まりのごちそうになる。それが岬の「貝づくし会席」。貝が大好きな人にはたまらない料理だ。いろんな種類の貝を色んな調理で楽しめる。

タイラ貝や白ミル貝など、そこらじゃ食べられない貝から、牡蠣や大アサリなど一般的で人気のある貝まで、バラエティーは豊富だ。

貝には鉄分やカルシウムなどのミネラル・ビタミンが多く含まれているから肝機能などにもいいのです。

この「貝づくし」も魅力的だけど、この時期はやっぱり「ふぐ」の人気が高い。岬は島の中でも珍しく、天然のふぐしか使わない。それでいて街なんかで食べるよりも半値以下の価格で新鮮なふぐを堪能できる。3月末までなので、ぜひ行ってみてほしい・・・
 




+1Point! → 女将さんにネカブ汁が食べたいと言うと、女将特製のネカブ汁(一般的にはめかぶ汁)を朝食に出してくれる。これがすごく美味しいんだけど、これを熱々の白いご飯にかけて食べると最高!




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