脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

本物

2007-05-10 19:47:09 | ちょっとしたシアワセ
4月26日、
息子の参観日がありました。

2時間目・9時40分からの授業。
出掛ける直前に電話がかかってきて家を出るのが遅くなり、
学校に到着したのは3分前。

窓越しに息子が、
「遅かったやん、待っとったのに」

そう言うと、すぐさま担任の先生のところへ飛んで行って、
「先生、お母さん来たで」

すると担任の先生がわざわざ出てきてくださり
「椅子をご用意してますのでどうぞ」

えっ わざわざ?

あとで息子に聞くと、先生に
「お母さんが来たら教えてね」と言われていたらしい。

そう、私の体を気遣ってのこと。

2年生になり、担任の先生も変わったので、最初に事情を説明しておこうと、連絡ノートに書いていたのです。

脳内出血で右半身が少し不自由なこと。
したがって、連絡ノートもパソコンで打ったものを印刷して貼り付けささて貰うことなど。


そういえば、4月早々に、給食のお箸箱(学校指定のもの)が壊れかかっていたので注文をしたときのこと。
当然、代金を支払わなければなりません。
その代金を入れていく袋が、ちょうど「赤い羽根募金」の袋のようになっていて、自分で切って糊で貼って袋を作るものでした。そして、袋の表に、名前と注文品を記入するようになっていたのですが・・・
息子がもって帰ってきたときには、すでにすべて記入されていました。

そう、これも担任の先生が、私が字を書くのが大変だということで、あらかじめ記入してくださっていたのでした。

すごくうれしかった

人によっては、いかにも○○してあげてる、というふうな、語弊はあるかもしれませんが、これ見よがしの親切をされる方もあります。
でも、息子の担任の先生、私にしてみると

これぞ本物という感じですね。

教室の前の黒板の上に
2年1組の今年の目標「やさしいこころで」と紙に書いて貼ってありました。

相手が何を困っているかを瞬時に判断して行動する。
なかなかできないことです。

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