僕は名もない凡人でいたい

バイオリン オペラ 文芸 旅行 絵……そして、日常。白血病闘病記も

本番数日前

2018年01月31日 | 音楽活動
オーケストラの新春コンサートが近づいてきました。

私が所属する楽団は、約1か月半に1度というハイスピードで本番があります。
今回も、交響曲全楽章・序曲・ピアノ協奏曲を1か月半で仕上げようとしています。

アマチュアなので皆、仕事をしながら隙間時間に練習しています。
圧倒的に練習時間が少ないです。

弾けないところ、吹けないところは、どうしたらいいのでしょう?
……

【答え】
1日10時間練習する。

さあ、大変だ!

口頭試問

2018年01月29日 | 大学
とうとう大学最後の試験、卒業研究の口頭試問。

早めに行って駅近くのドトールで考えをまとめようと思っていたら、ビル改修工事で店がなかった。
大学でやろうか? でも、もし学友と会ったらお喋りしたくなってしまうかもしれない……。
集中できるカフェなどを探し歩いている間に、雪がちらつき始めた。

時間もなく、仕方なくファミリーマートでコーヒーを買って店を出ようとした時、イートインのマークを発見。
幸い席も空いていて、30分ほど集中することができた。

大学に着くと、口頭試問を終えたばかりの学友の笑顔。
「すごく緊張しました。先生方がずらっと並んでいる中、発表すると思っていたので。でも、いつもの面接と同じ感じでした」
若い彼女はさりげなく情報をくれた。
最初はほとんど話をしなかったけれど、何度か顔を合わせるうち、少しずつ信頼関係ができた学友である。

時間通りに、副担当の先生が呼びに来た。
部屋に入ると、主担当の先生が厳しい表情で座っている。
私はあまり緊張しない。
こういう時、緊張や不安は無駄である。

形式的な短い質問の後、自分の作品について答え、講評を聞く。
論文集のための要約を校正、提出する。
大学で学べることはすべて学んだと思った。

学歴なんかどうでもいい。
それよりも自分に欠けているもの、知識や思考力を得られたことが一番である。
まだまだきっかけに過ぎないけれど、世界が広がって本当に楽しい。

銀杏並木を一人歩いて帰る。
重たい本を何冊も持って、ここを歩くのもこれが最後だろう。
そう思うと感慨深く、私にとって特別な道になった。

(12月の風景)

悪夢

2018年01月23日 | 日記・エッセイ・コラム
「誰か助けてえ! ゾンビが、ゾンビが襲ってくるう!」

毛布を握りしめ、言葉にならない声で叫びながら、目が覚めた。
ああ、怖かった。
いや、怖くはないはずだ。

あいつはチャッキーだ。
チャッキーが半笑いで白目をむいて、次から次へとナイフを投げてくる。
あんな人形ごときに、この私が倒されるはずはない!

(※ご存知ない方のために説明しよう。チャッキーとは、映画「チャイルドプレイ」に出て来る凶悪犯の霊が乗り移った人形である)

私はこの映画が大好きで全シリーズを観た。
夢の中の自分も、チャッキーはまったく怖くないと知っているのだが、体が動かないことと声が出ないことが恐怖である。
それに、この夢を見るのは2度目だ。

翌朝、この悪夢について調べた。
どうやら、学業や仕事などのプレッシャー、ストレスが原因らしい。
思い当たる!

演奏会本番が近づいているし、レポート提出期限も迫っている。
それなのに体力が追いつかなくて、全力が出せなくて……。

体調不良だと、考えることもできないんだもの、嫌になってしまいます。

横浜の初雪
横殴りの吹雪だった


ベランダの花を一時避難


弦練

2018年01月19日 | 音楽活動
練習場へ向かうと、絵のような色彩が感じられる音色が響いている。
誰?  

その音色の主は弦楽器トレーナーI氏である。
一心不乱にヴァイオリンを弾いている。
ヴァイオリンを愛しすぎ、起きている間中ずっとヴァイオリンのことばかり考えて、片時も楽器を離さない。
……か、どうかは知らないけれど、そんな感じがする男性だ。

演奏家になる夢をあきらめていたところを、フランス人音楽家に「あなたは絶対に音楽の道へ進むべき」と言われ、家族の反対を押し切って単身フランスへ渡った。
留学中は、貧しさから食うや食わずの生活をしていたという。
今や人気のヴァイオリニスト、数少ない本物の芸術家である。

さて、問題だらけのアマチュアオーケストラをどう指導するか。
まずはトラブルだらけの演奏を1度聞き、I氏は言う。

「オケー、大丈夫。諦めない諦めない」

わずかなアドヴァイスで、弦楽器全体の音色が変わり、皆が格段に上手くなる気がする。

ヴァイオリンは本当に難しい。
この楽器のために、私は死ぬまで悩み続けるのだろう。

今年初のオケ練習

2018年01月17日 | 音楽活動
今年初のオケ練習に参加。
全然弾けないのに、もう本番2週間前ってどういうこと?
風邪をひいていた期間は、何もできなかった。
まずいなあ。
私だけ弾けないのだろう、……と思っていたら、皆も弾けてない。
もっとまずいじゃないか。
本番に向けて、エンジン全開にしていかなくちゃ!

今度の演奏会は黒装束ではなくカラードレス。
が、自分の体が入らない。
周りから太ったと言われるけれど、自分が一番よく自覚している。
20代の頃に買ったドレスを一部分解し、布を足すというありさま。

新しく買うのもいいけど、高くて。
裁縫は得意ではないけれど、どうせ遠くからは見えないだろう。