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山崎ナオコーラ『人のセックスを笑うな』 感想

2017年04月24日 | 本と雑誌
最初の数行で主人公は女だなと思ったら、一人称で「オレ」と語り始めたので驚いた。
解説を読んで、なるほどあの違和感はそういう事、と一応納得する。

  思えば、言葉は男性のものであり、感覚は女性のものであるとされてきた。だが、感覚が男性のものであって悪いのか(逆にいうなら、言葉が女性のものであって悪いのか)。
 「オレ」は半ば女性である。「ナオコーラ」が半ば男性であるように。そして、そのことが「救済」であるとこの小説は語っている。
    (解説・高橋源一郎)


私には「オレ」はどうしても女に見えてしまう。
生物学的にこうなんじゃないか、という私の想像だけど。
なぜ、主人公を男性にしたのだろう?
解説を読んで一応は納得するけれど、作者本人に聞いてみたい。

この本をすすめてくれたのは、我が大学の文芸の先生と学生で、どちらも男性である。
とにかくセンスが良いから、タイトルに驚かないで、と。

読みやすくて1時間位で読んでしまった。
著者名もタイトルも意表を突くが、内容は繊細で、文体はさりげなく詩のよう。
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