らんすぴらしよぉん(l'inspiration) 

田窪与思子のインスピレーション
(L'inspiration de Yoshiko Takubo)

もうすぐ、春がやって来る。

2017-03-28 | ポエム

マグリットの絵のような、青い空の下、

 

川沿いの道を、歩いた。

 

反対側から、自転車に乗った子供たちが、

 

全力疾走。

 

風になびく、髪。

 

大きく膨らむ、ユニフォーム。

 

凍てつく空気も、なんのその。

 

太陽光が、子供たちを照らし、笑い声が、こだまする。

 

みんな、元気。

 

みんな、幸せ。

 

桜の木々には、たくさんの芽。

 

もうすぐ、春がやって来る。

 

冬の後には、春が来る。

 

必ず、来る。

 

人生と、同じ。

 

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

 

 

なんだか、老犬に振り回されている日々・・・・・・

 

明朝も6時45分に起きて、お散歩・・・・・・

 

飼いならすつもりが飼いならされているような・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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お葬式で元気を頂く・・・・・・

2017-03-24 | スケッチ

大変お世話になった方の告別式に出掛けた。

 

故人は、女学校を主席で卒業し、常に前向きで艱難辛苦を乗り越え、俳句や茶道に親しみ、好奇心旺盛な婦人だった。享年、89歳。

 

たまたま、精進落としの席で、その方の女学校時代からの大親友で、あちこち旅行に一緒に出掛けていた方と同じテーブルになった。

 

やはり89歳の婦人で、1年半前大分県の家を引き払い、少し年上のご主人と、千葉県の、息子さん家の近くに引っ越して来た方。

 

引っ越してくるまでは車の運転をし、杖も不要で、斎場での移動もわたしよりさっさと歩かれていた、スーパー・パワフルおばあさん。

 

おばあさんは、頭の回転が速く、声も大きく、好奇心の塊で、同じテーブルは驚きと笑いの渦・・・・・・

 

今は生まれて初めてマンションなるものに住み、朝夕は、連れてきた二匹の犬の散歩。二匹ともお孫さんと同じ名前を付けたら、性格までそっくりなのだそうだ。

 

好奇心の塊だから、東京近郊に来たのがうれしくてうれしくて仕方ないとかで、興味のある場所やコンサートやお芝居にばんばん出かける。

 

日生劇場の「越路吹雪に捧ぐ」コンサートも楽しみにされていた。

 

今日も芝居に行く予定だったので、迷っていたら、息子さんに大親友のお葬式に行かないなんて、とたしなめられたそうだ。

 

10年以上前に故人たちと出かけた韓国旅行の、垢すりの話などは抱腹絶倒・・・・・・旅行の記憶もはっきり覚えていて、まわりは唖然。

 

わたしなどはすっかり忘れてしまった、ニッポンの昔の電車の事故なども鮮明に覚えていた・・・・・・

 

故人の入院中は、リュックサックに果物などをぎっしり詰めて、片道3時間位かけて、しょっちゅうお見舞いに行ったとか・・・・・・

 

レンタカーを借りて車を運転したい、と言ったら、息子さんに止められたとか。それでも、出かけるたびに色々研究しているの、と笑った。

 

なぜか、帰りの、駅までのタクシーも同じだった。今日は寒かったのにコートはなし・・・・・コートは? と尋ねたら、窮屈になったから着て来なかったの、とあっけんからん・・・・・・

 

お葬式に行くと、悲しくなり、暗い気持で斎場を後にする。が、今日は、最後まで彼女と一緒で笑いっぱなし・・・・・・私は新宿で降りたけれど、彼女は2、3回乗り換え、2時間半ほどかかる家に向かった・・・・・・

 

細かい事にはこだわらず、好奇心が旺盛で、わくわくすることをするのが、長生きの秘訣だ、と痛感した・・・・・・

 

生まれて初めて、告別式の後に大笑いをしてしまった・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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か、え、ろ、う、よ。

2017-03-23 | ポエム

か、え、ろ、う、よ。

 

ほんとの「わたし」に、か、え、ろ、う、よ。

 

か、え、ろ、う、よ。

 

ほんとのおうちに、か、え、ろ、う、よ。

 

みんな、仲良しこよしの、あの場所に。

 

今、ここで、か、え、ろ、う、よ。

 

春が来て、花、笑う。

 

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

 

 

 

 


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長い長靴

2017-03-21 | ポエム

雨だ。

 

雨が、降っている。

 

長い長靴が履ける、とにんまり笑う。

 

魚屋さんのような、長い長靴。

 

膝小僧まである、長い長靴。

 

嵐でも、台風でも、どんとこいの、長い長靴。

 

雨の日を、待っていた。

 

首を長くして、待っていた。

 

雨だ。

 

雨が、降っている。

 

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

 

 

今日の東京は、雨。

わたしは長い長靴にポンチョ、メルシーもレインコートといういで立ちで朝夕の散歩に出かけた。

日中、数時間ほど留守にしたけれど、ソソウはなかった。(ホッ・・・・・・)

一日があっという間に過ぎてゆく・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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生活激変・・・・・・

2017-03-20 | スケッチ

メルシーが来て以来、生活が激変した。

 

朝は、6時半過ぎに起き、軽い朝食を作り、メルシーにドッグフードを与え、彼が食べている間にわたしも食べて、散歩に出る。

 

散歩から帰るとオシリを拭き、脚を洗い、おしっこシートを変え、ブラッシングをし、掃除・洗濯の後はメルシーと休憩。

 

おしっこシート・トレイは廊下に置いた。

 

引き取った翌日、私の留守に、おしっこをトイレのドアにひっかけられたので、おしっこをシートの真ん中にする度に、ドッグフードを一粒やるようにすると、喜々としておしっこをシートの真ん中にし、ソソウは全くなくなった。

 

おしっこをすると、わたしの所に来て、顔を見上げる。

 

その度にドッグフードを一粒与え、シートを変える。

 

それでも、きれい好きのわたしはEM菌やアルコール除菌剤を使って廊下の拭き掃除をし、窓を開ける。

 

この一週間、やたら拭き掃除をしているわたしがいる。

 

洗面所には除菌ジェルまで置いてしまった。

 

どこかに出かけても、あたふたと帰ってきて、夕方の散歩をし、ドッグフードを与え、母の携帯に電話をし、メルシーと休憩・・・・・・・

 

怒ったような犬の視線を感じるので、お八つを食べることも減った。

 

週何回かの実家のお泊りはなくなったのだけど、なんだか落ち着かない日々。

 

スマホでニュースを見ると、百条委員会や森友学園の字が躍っている。

 

薩長の人たちが始めた明治維新の負の遺産の清算が、長州出身の総理の時に起きそうな予感・・・・・・

 

夜明け前の闇は暗いのだ・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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メルシーがやって来た。

2017-03-16 | 動植物

老母のショートスティがロング、ロングになりそうなので、わたしが彼女の愛犬、メルシーを引き取ることになった。

 

そして、一昨日、メルシーが我が家にやって来た。

 

今まで使っていた、キャリー兼小屋や母の匂いのしみついたタオルケットやソファのカバーなどをたくさん持って来た。

 

タオルケットの上では安心してうとうと・・・・・・

 

昨日までは落ち着かず、わたしが移動するたびに金魚の糞のようについてきた。

 

けれど、今朝からは、わたしが何をしているかを確認すると、さっさと自分の小屋に向かうようになった。(今も様子を見に来て、わたしがリビングでPCの前にいるのを確認すると、また自分の場所に帰っていった・・・・・・)

 

12歳なのにまだ学習能力がある・・・・・・

 

朝夕の散歩にエサの用意、トレイの上のおしっこシートの交換、ブラッシング、など思いのほか大変だ。

 

母は、出かける時は「おちゅかい(お使い)ね」と猫なで声で言い、先にご褒美をやっていたので、わたしも、スーパーや美容院に出かける時に、「よしこさん、おちゅかいね」と言うと、舌なめずりをした。(パブロフの条件反射!)

 

それでも靴を履きかけるとそばで悲壮な顔をするので、どこへ出かけてもそそくさと帰ってくる・・・・・・なんだか行動が制約されそうな予感・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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静けさの中で

2017-03-13 | スケッチ

時計から聞こえる秒針の音。


隣家の古びた蔵に反射する夕日。



空はまだ明るい。



メルシーが傍で寝息を立てている。
くしゃみをすると、老母の犬は、起きてわたしを見上げ、再び、寝る。

 

 




老母がロング・ショートステイとやらに出かけているので、実家に泊まりこみ、メルシーの世話をしながらひたすら断捨離の日々。

 

 

 



世間では、色々なことが起きているようだが、何となく浄化の嵐のような気がする。



3.11から6年、改めて亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。


東北に、ニッポンに、ほんとうの春が来ますように。

 

 

 

 

 


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対話

2017-03-06 | ポエム

女: キャ、キャ?

男: キャ、キャ。

 

女: キャ、キャ、キャ?

男: キャ、キャ、キャ。

 

女: キャ、キャ、キャ、キャ?

男: キャ、キャ、キャ、キャ。

 

女: キャ、キャ、キャ、キャ、キャ?

男: キャ、キャ、キャ、キャ、キャ。

 

女: キャーーーーーーーーーーッ!!!

男: ???

 

 

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より。

 

 

 

 

 

 

 


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年を食う。

2017-03-05 | ポエム

みどりの黒髪には、白髪。

 

手には、シミ。

 

おなかは、ぽっこり。

 

が、年を食うと、精神は、若返る。

 

ムスメ時代は、心、わさわさ。けんけんがくがく。

 

感受性を、持て余していた。

 

幸せを、外に、探していた。

 

幸せの提供者を、求めていた。

 

幸せにしてくれる物を、探していた。

 

幸せな状況を、待っていた。

 

が、年を食って、分かった。

 

幸せは、「わたし」の中にある。

 

年を食うのも、悪くない。

 

むしゃ、むしゃ、むしゃ、武者修行・・・・・・

 

幸せは、たくさんの形容詞が混じる、不思議な味。

 

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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「△□○」

2017-03-03 | ポエム

△。

 

ムスメの時は、三角。

 

とんがっていて、吹き矢を放っていた。

 

□。

 

オバサンになると、四角。

 

囲いを作って、看板を掲げた。立ち入り禁止。

 

○。

 

おばあさんになって、丸くなった。

 

ニコニコ顔で、蟄居。

 

死ぬ前に、丸くなれて、良かった。

 

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より

 

 

 

 

 

 

 


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演劇

2017-03-01 | ポエム

人生は、演劇。

 

誰もが、シェークスピア。

 

「わたし」が、脚本を書き、

 

「わたし」が、演じる、独り芝居。

 

劇場も、大道具も、小道具も、衣装も、

 

「わたし」が、選ぶ。

 

舞台で、スポットライトを浴びる、「わたし」。

 

舞台裏で、佇む、「わたし」。

 

喜劇も、悲劇も、今生の、はかなき夢。

 

幕が下りれば、故郷に帰る。

 

ブラボー!

 

 

 

 

詩集、『みんな、「わたし」。』より。

 

 

 

 

 

 


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